心配でたまらなかった。
泣いてる桜井のもとに、すぐに駆けつけたかった。
こんな雨が降ってる中、一人で舞ヶ山にいる桜井。
泣いてるなんて、何かあったんだろうか。。。
まだ切っていない電話の向こうにいる桜井に俺は話しかけた。
松山潤「桜井?今何が見える?」
桜井佳代「え?ん~、うんと・・・。あ、池みたいなのがある。」
松山潤「池?お前そんなとこまで行ったの!?」
桜井佳代「や、やっぱ遠くまで来ちゃってたかな・・・」
松山潤「大丈夫、お前がどこにいるかは何となくわかったから。」
桜井佳代「松山、本当にいいよ、来なくて。方向だけ教えてくれれば私一人で帰れるから」
松山潤「もうすぐそこだから!あんまり雨に濡れないように、木の下にいろよ」
桜井の指す場所はだいぶ山の奥の方だった。
池があるのは舞ヶ山の広場にある地図上でしか見たことがなかった。
だけど絶対に探してみせる!
そう思った。
雨は相変わらず降っている。まだ5時前だというのに、だいぶ暗くなってきた。
目をこらしながら池があると思う方向へと走っていく。
すると大きな桜の木の下に、濡れた桜井が立っていた。
松山潤「桜井!」
桜井佳代「松山!」
泣き顔の桜井を見て、俺は説明のできない感情を感じた。
安心と、不安と、困惑に包まれながら俺は桜井に駆け寄った。
松山潤「ばか!何でこんなとこまで一人で来たんだよ!」
俺はそういうと、無意識に桜井を強く抱きしめていた。
自分でもコントロールできないほど、桜井がいとおしかった。
桜井佳代「やめて!!」
ドンッ!!
一瞬何がなんだか分からなかった。
急に抱きしめた俺を、桜井は叫びながら突き放した。
松山潤「ご、ごめん・・・」
自分の感情に走って抱きしめたことが急に恥ずかしくなった。
桜井佳代「ご、ごめんっ。」
そう言って黙り込んでしまった。
雨が降り続く。
2人の沈黙の間に、草木が雨に濡れる音だけ響いた。
泣いてる桜井のもとに、すぐに駆けつけたかった。
こんな雨が降ってる中、一人で舞ヶ山にいる桜井。
泣いてるなんて、何かあったんだろうか。。。
まだ切っていない電話の向こうにいる桜井に俺は話しかけた。
松山潤「桜井?今何が見える?」
桜井佳代「え?ん~、うんと・・・。あ、池みたいなのがある。」
松山潤「池?お前そんなとこまで行ったの!?」
桜井佳代「や、やっぱ遠くまで来ちゃってたかな・・・」
松山潤「大丈夫、お前がどこにいるかは何となくわかったから。」
桜井佳代「松山、本当にいいよ、来なくて。方向だけ教えてくれれば私一人で帰れるから」
松山潤「もうすぐそこだから!あんまり雨に濡れないように、木の下にいろよ」
桜井の指す場所はだいぶ山の奥の方だった。
池があるのは舞ヶ山の広場にある地図上でしか見たことがなかった。
だけど絶対に探してみせる!
そう思った。
雨は相変わらず降っている。まだ5時前だというのに、だいぶ暗くなってきた。
目をこらしながら池があると思う方向へと走っていく。
すると大きな桜の木の下に、濡れた桜井が立っていた。
松山潤「桜井!」
桜井佳代「松山!」
泣き顔の桜井を見て、俺は説明のできない感情を感じた。
安心と、不安と、困惑に包まれながら俺は桜井に駆け寄った。
松山潤「ばか!何でこんなとこまで一人で来たんだよ!」
俺はそういうと、無意識に桜井を強く抱きしめていた。
自分でもコントロールできないほど、桜井がいとおしかった。
桜井佳代「やめて!!」
ドンッ!!
一瞬何がなんだか分からなかった。
急に抱きしめた俺を、桜井は叫びながら突き放した。
松山潤「ご、ごめん・・・」
自分の感情に走って抱きしめたことが急に恥ずかしくなった。
桜井佳代「ご、ごめんっ。」
そう言って黙り込んでしまった。
雨が降り続く。
2人の沈黙の間に、草木が雨に濡れる音だけ響いた。