行って来ました。

ミュージカル ルートヴィヒ

 

チケット抽選に負け続けて、これはご縁が無いかも・・・

と諦めかけた舞台だったけど、最後の「注釈付席」でぎりぎりチケットが手に入ったので、有り難み倍増で勇んで行ってきました。

なんだか申し訳ないくらい真ん前の席で、見切れない所があるどころか目の前の手の届きそうなところで年老いたルートヴィヒ(つまり福士誠治氏)が歌ってたり、物憂げな様子でペンを走らせてるのを「刮目」出来て、これははっきり言って神席だったのだ!!

嘘みたいに幸せな時間でした。

福士さんは4役?演じ分けはお見事!声や身のこなしで全く違う雰囲気を醸しだしてました。衣装の着替え(上着の着脱などで何気なく出来る様にしているとは思いますが)もあり、舞台の端にあるクローゼット?が自然に活躍していました。

噂どうりの激アツな舞台で、やはりオリジナルが韓国のミュージカルだけの事はありました。韓流ドラマもK-popも全く興味が無かった私にはちょっとした挑戦でしたけど、特に違和感は無く楽しめてよかったです。(感情表現の激しさはあちらならではなのかな?と思いましたが、オリジナルは拝見していないので、なんとも言えません)

 

主演の中村倫也氏(青年ルートヴィヒ)は時に澄んだ歌声を、時に激しい慟哭を、

福士さん(晩年のルートヴィヒ、父、甥のカールなど)は、のびのびと美しくよく通る声と繊細な表情が素敵・・・

二人のハーモニーは響き合ってエネルギーのかけ算音譜

ピアノの激しい旋律が拍車をかけていきます。

木下晴香さん(マリー)は様々な舞台を経験されているだけ有って、安定感あり。そしてとっても歌がお上手音譜強い意志と優しさを併せ持つ役どころがぴったりはまってました。

 

13日の東京千穐楽と30日の仙台大千穐楽は配信もあるようですよ。

やっぱり歌が上手な人じゃなきゃミュージカルはやっちゃいけない・・・とつくづく思いました。

(今年のしょっぱなに見た某ミュージカルは、はっきり言って最後まで席に着いているのが苦痛だった・・・)