<<草津夏季国際音楽アカデミー&フェスティバル>>
 
昼間は学生のためのアカデミー

夕刻からは「師匠」たちによるコンサート

3年ぶりにコンサートを覗いてみました。

 
🎶プログラム🎶
サン=サーンス『チェロコンチェルトop33』
ランガー『フルートコンチェルトop3』
西村朗『ピアノと室内オーケストラのための「星の鏡」』
サン=サーンス『レクイエムop54』
 
すべて初めて聴く曲だったので、どうかなぁと期待と不安いっぱいで臨みましたが、どの曲も演奏も素晴らしくて大満足♬😊
 
コンチェルトは、ソリストがどちらもウィーンフィル首席奏者
  ♪タマーシュ・ヴァルガVc 
  ♪ハインツ・シュッツFl
ステージに現れただけでオーラ全開です。凄まじく美しい演奏でした。・・・そこに存在するだけでまさに格好いい!😳圧倒されちゃう😶
 
西村朗さんの曲は繊細な和の響きで、枯山水の庭園を拝見している様な、静謐な空気で会場が包まれます。高橋アキさんの演奏を生で聴けたのも有り難く貴重な体験でした🎶😃作曲者も客席から拍手喝采。
 
さて、お恥ずかしながら、レクイエムと言うと、今まで聴いたのは
♪絶望の淵から覗く地獄を感じるモーツァルト、♪温かい救いと赦しを思わせるフォーレ、♪厳格なる裁きを覚悟するベルディ   (全て私の勝手な妄想)
などなど がせいぜい記憶に浮かぶくらいの私ですあせる
で…サン=サーンスのレクイエム、
これがなかなか素敵な曲でした♬
教会のオルガニストだったサン=サーンスなので、オルガン(ハーモニウムと言われた当時の楽器が↓2枚目の写真右)の曲も数多く、レクイエムを作曲するのも自然な流れ。
人の一生をドラマティックになぞるかのごとく、変化に満ちた美しいメロディーの果て、最期にたどり着く『アーメン 』で自然と涙が出てきました。私キリスト教徒じゃ無いけどね😶 やっぱり人間の声は素敵だった。
原作では、4台のハープ、4本のフルートとオーボエという大編成での演奏だそうですが、今回は大変苦心された特別編成での演奏でした。それでもハープの音色は際立ち荘厳な響きに魅了されました。本来の編成での演奏を是非聴いてみたいと思います🎶
 
・・・それにしても、予定されていた指揮者アントニ・ヴィットさん、ご自宅で肋骨を折るという大惨事に見舞われたそうで(お大事に😱)、矢崎彦太郎さんがパリから急遽来日😳、指揮棒をとられました。肋骨って治療法は無いそうで、自然に治癒するのを待つのみとか😵  
  関係者各位の焦りとご尽力、対応力、すごーく伝わります▪▪
 

☝️草津音楽の森国際コンサートホール
☝️憧れのBösendorfer (左)と、ほぼ100年前のハーモニウム (右)