主演のシルヴェスター・スタローン(66)をはじめ、米国の人気アクションスターが勢揃いした映画「エクスペンダブルズ2」が好調だ。吹き替え版でも豪華声優陣がヒットに一役買っている。

 スタローン役にささきいさお(70)、アーノルド・シュワルツェネッガー(65)に玄田哲章(64)、ジェット・リー(49)に池田秀一(62)、ジャンクロード・バン・ダム(52)に山寺宏一(51)、そしてブルース・ウィリス(57)を軽自動車のCMで共演した舞台俳優の綿引勝彦(66)が担当する。

 いずれもこれまで、同じ役者の吹き替えを務めてきたベテランばかり。

 「史上最強の声優陣を集めた。再現不可能でしょう」と宣伝担当者は、胸を張るほどだ。

 公開前のイベントでは、ささきがスタローンの声をやる時は、3日くらい飲んで騒いで声をつぶすんだ」と、独特のしわがれ声の秘密を披露。

 玄田は、「カリフォルニア州知事になったときはちょっぴり寂しかったけれど、シュワちゃんも完全復活じゃないかな」と喜んだ。

 映画ファンにとっては、こうした“ハマリ役”が吹き替えを務めてくれる方が安心して集中できる。しかし、客寄せパンダ的にアイドルや人気俳優を吹き替えに起用した結果、ブーイングが出るケースも少なくない。

 「7月公開のアニメ『メリダとおそろしの森』はファミリー路線のピクサーが、あえて大人向けに打ち出した意欲作。しかし、興行成績は伸び悩んだ。ヒロインを担当したAKB48の大島優子が、表現力の点で、しっくりこなかったという声があった」(映画誌専属ライター)

 邦画の宣伝担当者は、こう述懐する。

 「過去には、ジブリのアニメ大作『ハウルの動く城』の木村拓哉や、マッハGoGoGoが原作の実写版『スピード・レーサー』の赤西仁らジャニーズ事務所所属タレントの起用にも賛否あった。旬の人気者を起用すれば、映画宣伝イベントなど集客には好都合だが、その人物のイメージが強すぎると映画に没頭できないという見方もあります」

 要は演者の力量しだい。ロートルと言われようと、「エクスペンダブルズ2」は映画の中身同様に、吹き替えがいぶし銀の味を出しているのだ。



http://news.livedoor.com/article/detail/7083087/
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