「こんにちはー
」

「こんにちはー
来てくれてありがとうございます
どうですかー?」


「特に何も変わらないです。
切ってませんよ
」

ジャーーン

「おぉー!きれいになってきましたね
痒いですか?」

「痒いです笑」
「ご飯は食べてますか?」
「はい、ヨーグルト食べてます
」

「あ、売店にカップ麺の謎肉ありますよ
」

「私、謎肉好きじゃないです笑」
「本当に!?そっかー
まぁ、体に良くなさそうですから、食べなくていいです笑 丹内さん、なんだかんだ生きたいんですよ
」


「それはないかな笑」
「また売店で探しておきます
困ってることないですか?」

「んー睡眠かなー?」
「どんな感じですか?」
「こないだと同じ、すぐに目が開けられる状態です
」

「僕それがわからないんですよねー
」

「先生目が覚めないんですか?」
「寝たら起きるまで目が覚めません
」

「お疲れですなぁ〜
」

「今日はお薬どうしますか?」
「処方日じゃないからいらないです。」
「セディールも大丈夫ですか?」
「大丈夫です。あ、昨日セディール使いました。」
「効きました?」
「よくわからないけど、効いたと思います
」

「今日来れたってことは効いたんですよ

ピアノは行ってますか?」
「今週は行きました!珍しく帰り道自殺願望湧きませんでした!」
「おぉー



素晴らしいね!何かきっかけあったんですか?上手く弾けたとか?」





「それはないです笑」
「そっか。ともかく丹内さんが良い方向へ向いてて良かったです
」

「先生のおかげです。ありがとうございます
」

「いやいや、僕は何も…。」
「来週火曜日来たら、2週間分薬出るんですか?」
「土曜日来てもらえるなら、分けましょう
」

「わかりました、そうします。」
「それじゃあ火曜日、絶対来てくださいね?お待ちしてます
」

「絶対来ますね!ありがとうございました
」

「お大事になさって下さい
」

具合が良くても悪くても、先生は笑顔を絶やしません。