11/5の診察

朝たくさん抜いてたくさん切りました

「こんにちはー…。」

「こんにちは！どうです、丹内さん」

「具合悪いです…」

「そんな感じに見えます笑」

(メモ渡す)

「食事は前より増えてるんですね！よかった〜！１日どれくらい食べますか？」

「おにぎりを２つ！」

「…少ないです笑。おかずは食べないんですか？」

「そーですねー基本おにぎりです」

「もう少し食べて欲しいな」

「いやだ。」

「なんで！？」

「太るから」

「おにぎりだけなら太らないねーもう少し増えるのが理想です

抜いたり切ったりしてるんですか！よろしくないけどね〜。どれくらい？」

「少しですよ！見ます？」

「うん！」

ﾁﾗｯ

「あわわ！右腕も？」

「そっちは切ってないです」

「切るのは左だけにしましょ？」

「うーん、わかりました！」

「血のり氷で替わりにしてる…血のり氷？何ですかそれ？」

「血のりを水に溶いて固めるんです」

「努力してるんですね！効果あります？」

「ないです」

「そっか…。でもこれからも続けて下さいね？

中途覚醒良くなりませんかーどれくらい起きます？」

「4、5回かな？」

「何時くらい？」

「寝落ちしてすぐと、０時、2時、３時、5時って感じが多いです！」

「ロゼレムは耐性できない薬だからこれからも続けましょう。定時で飲んでた時寝付きが良かったみたいなので、毎晩飲めるように出しておきますね。飲まなくても眠れそうだったら飲まなくてもいいですよ」

「わかりました。」

「2週間前から死にたいんですかー抑うつだねー。何かありましたか？」

「訪問看護師さんによると、具合が悪くなった土曜日に浅草に行ったんですよ。そこで外部からの刺激が強かったんじゃないかって。」

「ふむふむ」

「電車にボーと乗ってたら死にたくなっちゃって」

「しばらくゆっくりするのが一番ですね〜」

「同じこと言われました笑」

「そーいえば丹内さん、英会話習ったりしないんですか？僕最近やろうかなって思ってるんですよ」

「英会話はやらないけど、今ピアノ習ってるんです事後報告ですみません。」

「えーすごいですね！楽しいですか？負担じゃないですか？」

「とても楽しいですが、ここんとこはちょっとプレッシャーを感じてます…。」

「そうですか…無理のない範囲で行ってくださいね」

「はいハリネズミ先生は英会話じゃなくて筋トレしたら？笑」

「確かに笑。丹内さん退院したらすぐやめてしまいましたよ笑

さて、それはさておき。丹内さん、次の診察まで死なない約束できますか？」

「うーん、ちょっとできません。」

「してくれないと帰すことできませんよー」

「うーん…」

「次は2週間後にしませんか？」

「私もそのつもりだったんですけど、実はまた旦那が仕事変えることになって、保険証また無くなるんですすみません…1ヶ月分お願います…」

「そっか…心配だな。土曜日でもいいし、1週間後でもいいので、外来に来てください。それが約束できるなら、今日は帰すことできます。それと、リストカットして欲しくないけど、死ぬよりは全然いいので、少しなら許しますよ」

「分かりました。外来に来ます。」

「約束してくれてありがとうございますそれではまた顔出して下さいね。お大事にして下さい。」

「ありがとうございました。失礼します」

ハリネズミ先生…いいな

死なない約束がどうしてもできなかった。

ベッド空いてるよ？ってイジワルも言われたけど笑

土曜日、顔出そうかなって思ってます。

久しぶりにワーカーさんに会いました

よく頑張ったって言ってくれた。

緊張してたけど、ほっこりしました