キスしてもいい? -2ページ目

キスしてもいい?

ノンフィクション恋愛小説

トゥルルルルルル





あっ



ヒトミ、心配して電話くれたんだ



いっぱいいっぱいだったあたしには



うれしすぎる着信





けれど



ケータイを手にした瞬間


時が止まるかのような感覚に陥る





〝しょーご〝






画面に出ている名前





いつもだったら



すぐにとる電話



明るく



もっしもーし♪





そんな気分じゃなかった





「はい・・・・」





「お前さ、お前。何?何なの?始めから言ってくれ?」





「え・・・?」





「ヒックッ


お前セイイチのこと、好きなんだべ・・・?


俺と、全然違うよなあいつ?


そーゆーんが好きならさ、始めから言えよ!」





電話の向こうで



しょーごが泣いてる



そして



あたしを責める







何も言葉を返せず


沈黙が続き


ようやく理解する






ヒトミに送られるはずのメール



皮肉にも



しょーごに届いているってこと