スカルピー記事を独立してまとめておこうと思います (ノ´∀`)ノ
園長さんの素敵改造ブログはこちら!!
今年はフィギュアに手を出してみよっ♪
とかる~~い気持ちで始めたのが年初。
当初の記事
始めは、エポパテで作製していたのですが、
手の遅い私はエポパテでは硬化するまえに
形を仕上げることができず苦戦しておりました。
そこで手を出したのが、加熱するまで固まらないという
スカルピー粘土です。
材質を簡単にまとめてみました。
*特徴
・加熱によって固まる樹脂粘土。
・130度から硬化が始まる。
・加熱しなければ、永続的に成形できるのが利点。
・加熱後、再加熱によって多少柔らかくなるので、修正する場合はこの特性を利用する。
・基本的に加熱前に完全に成形しておく素材である。
・硬化後はパテに比べると脆い。
*種類
・スカルピープリモ 硬度が高い
・グレイスカルピー 硬化後の切削性が高い。硬化前はややべたつく。
・スーパースカルピー スタンダード?
・ラバースカルピー ゴムのような硬化をする
・リキッドスカルピー スカルピー同志の接着機能をもつ
*危険性
フタル酸エステルを含むため、粘膜・皮膚への刺激がある。
加熱時は換気が必要で、調理用オーブンとの併用は避ける。
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写真、左から
スーパースカルピー、グレイスカルピー、プレモ
となっています。
私はこの3種類を混合して始めることにしました。
もちろん、単独でも作ることが出来ますが、
混ぜることによって、好みの固さに調節できるという利点があります。
パーツの薄さや細工の必要性によって、
粘度を変えることができるのは大きな魅力だと思います。
いいとこだらけのようなスカルピーですが、
加熱しなければならない、という最大のハードルが待ち構えているので、
この点はかなり難題ですね。
調理用とは分けた方がいいらしいので、別途オーブンを用意する必要があります。
私はオーブントースターを利用しています。
スカルピーの解説サイトを見ると割と簡単に焼いていたので、
私もできるだろ~と軽い気持ちで始めたら、大失敗の連続でした (´;ω;`)
誰かの参考になるように、同じ轍を踏まないように、
悲しみの記録を残しておきます。
最初のオーブントースター (ちょうど買い換えようとしていた古いものです)
古いですが、機能は果たしています。
温度調節機能が必須です!!
受け皿にアルミホイルを敷いて、
素材をオーブンに投入します。
このとき、アルミに直接素材が触れると焦げますので注意しましょう!
140度で15分加熱したところ…
開始から6分で盛大に焦げました。
酷い有様です。
これは、オーブンのヒーターが直接素材に照射されたため、
加熱されすぎて焦げたようです。
そこで、ヒーターが直接当たらないようにアルミ箔で壁を作ることにしました。
これで、焦げは防げるでしょう…。
と、思ったら!!
アルミ箔がヒーターに接触して、盛大に溶けました。
アルミ箔はヒーターに接触しないよう十分気をつけましょう!!!
こびりついたアルミ箔はとることができず、
そのまま使用すると火災の恐れがあるので、
泣く泣く新品オーブンを買う羽目になりました…。
新しい相棒がこちら。
KOIZUMI製のお安いやつです。
ヒーターが直接当たらないように
短い遮蔽板を作製してみました。
はい、焦げました-!!! (ノД`)
遮蔽は前面だけではいけません。
全体を覆うようにしましょう。
かまくら型にして再チャレンジ。
熱伝導を考慮して、素材の下にゴミパテを敷きました。
塗料皿→ゴミパテ→素材
の順で乗せています。
やっと成功です。
では、今度はフィギュアのフェイスを焼いてみましょう。
焼く前の状態がこちら。
140度でかまくら型遮蔽板を置いて15分焼成したのがこちら。
成功です。
加熱直後はやや柔らかいです。
冷えるとカチコチになります。
と、まぁ、何とかやっと
焼く
という作業に成功することができました。 (*゜▽゜*)
焼く、というハードルさえ越えれば造型はとてもしやすいと思うので、
とてもいい材料だな~~と思います。