🦖ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(Dominion)レビュー
──「恐竜vs人間」だけじゃ終わらせない、シリーズ完結編の“野心”と“余韻”。
ども!
恐竜にロマンを感じすぎて子どもの頃は“ヴェロキラプトルごっこ”ばかりしてた、映画オタクのナブー田ナオです!🦕🔥
今日はついに観ましたよ……
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』!(原題:Dominion)
🎬これは“人類と恐竜の共存”を問う物語
まず、ひとこと言わせてほしい。
「これは、ただの“恐竜パニック映画”じゃないぞ!!」
たしかに序盤の“恐竜が世界に散らばった混沌”はシリーズらしいドキドキがある。
けれど、本作の本質は**「恐竜とどう共存するか」に悩む人類の姿。
人間の業(ごう)や欲望、そしてそれに対する自然の応答――
つまり“支配”ではなく“共存”を探るSFドラマ**だったんだなと。
🧬旧キャラと新キャラの融合は……ちょっとギュウギュウ?
今回、旧三部作のアラン・グラント博士/エリー・サトラー/イアン・マルコムが帰ってきます!これだけで感涙もの。
ただ、その一方で新キャラのオーウェンとクレアのパートも同時進行していくので、ちょっと情報過多な印象も正直あります。
それぞれのエピソードにもっと時間をかけてほしかった…!
(特にグラント博士とエリーの再会シーン、もっと掘り下げたら絶対泣けた)
🦅モササウルスじゃなくて“イナゴ”が主役!?
本作で最も意外だったのは、恐竜より“バイオ企業と巨大イナゴ”が物語の軸になっていたこと。
このあたりは「自然 vs 科学」のテーマを描くためとはいえ、
「いや、恐竜もっと出してくれぇ〜!」という気持ちも正直ありました🫠
でも、だからこそただの恐竜ホラーにはならず、“文明批評としてのジュラシック”になっていたとも言える。これは好みが分かれるところ!
🦖アクションと映像はさすがの迫力!
恐竜の質感、スケール、音響、アクション演出――
やっぱり“恐竜と人間の距離感”の描き方は群を抜いてる!
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フェザー付きの新恐竜・ピロラプトルの氷上シーン❄️
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ヴェロキラプトルとのバイクチェイス in マルタ島🏍️
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ティラノサウルスとギガノトサウルスの超大型決戦🦖🆚🦖
見てる間はずっと「うおおおお!!」ってなってました。
このシリーズにしかできない“原始の力×近未来”演出はやっぱり最高!
🌍完結編としてどうだった?
「支配」というタイトルに反して、ラストは静かで優しい。
ティラノが遠くに去っていくラストカットには、
**「私たちは恐竜を飼いならすことはできない、でも理解し合おうとすることはできる」**というメッセージを感じました。
“支配の終焉”ではなく、“共存の始まり”。
完結編として、賛否あるのも理解できるけど、ちゃんと時代の問いに向き合った勇気あるラストだったと思います。
📝総合感想(5点満点)
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恐竜ロマン:★★★★★
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映像と音響:★★★★★
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ストーリー構成:★★★☆☆
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シリーズ愛:★★★★☆
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脳内ラプトルごっこ再発度:★★★★★
🔚まとめ
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は、
「暴れる恐竜を倒す映画」ではなく、
「人間が自然にどう向き合うか」を問いかける物語でした🌍🦖
シリーズの“締め”としてはやや詰め込みすぎた印象もあるけれど、
それでもこの作品が恐竜映画の金字塔としての矜持を持っていたことは確か。
ありがとう、ジュラシックシリーズ――
そしてまたいつか、あの足音が聞こえる日を願って。ドン……ドン……ドン……
