ナリの映画館巡り。
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『遊星からの物体X ファーストコンタクト』

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期待以上の面白さだったんでこのままのテンションで一気に行きます!


ジョン・カーペンター監督、SFホラーの傑作とも言うべき82年製作の『遊星からの物体X』。

なんと30年の時を経て、あの恐怖の3日前がついに描かれる。

僕はですね、犬の変形シーンだけは忘れられないんですよ!

ブルッブル震えながら見てた記憶がありますね。

小学生の時に見て未だにずっとあの犬の映像がハッキリ残ってるんで相当怖かったんでしょうね当時の僕は。いやマジでトラウマですよ。

そして今作『ファーストコンタクト』では、ハイここビックリする場面ですよ~ってところで素直にビビってしまった僕でした。

というわけで、さすがに82年版は犬以外の場面は曖昧なのでレンタルしてじっくり鑑賞してから映画館向かいました。

感想は、

「前日譚すんげぇーー!TOHOシネマズ名古屋ベイシティ(意外と遠い)まで見に来た甲斐あったーーー!」

です。

オリジナルへの愛を感じました!

めちゃめちゃ丁寧につながりますね!

ただ悲しいのは、

上映館が少ない上、30年前の続編ものだから確実に映画館に足を運ぶお客さんも限られてくるだろうし、興業収入も期待できないだろうし、

なのにこんなにもカーペンター版への愛情を感じる『遊星』をスクリーンに蘇らせてくれたマシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr.監督。

あんた聞いた事ない名前だけど心からありがとう!

エンドロールの映像で、そうか!そう繋がるのか!と感動してしまうくらいストーリーがよくできてまして、また遊星独特の恐怖を味わう事ができました。


まず82年版の『遊星』。

冒頭、一匹のハスキー犬がノルウェー基地の隊員が乗っているヘリに追いかけられているとこから始まります。

ヘリから身を乗り出して銃を持った隊員が逃げる犬にズドーン!ズドーン!と何発も発砲しながら。

そしてハスキー犬はアメリカ基地までやってくるんですがヘリから降りてきたノルウェー隊員はまだ発砲を続けながら追いかけてきます。

何事かと驚いたアメリカ基地の隊員達は、発砲をやめないあまりにも異常な行動をとるノルウェー隊員を撃ち殺します。

だが何かがおかしい、なぜ犬一匹にヘリが着いてくる?発砲の理由は?ノルウェー基地で一体何が?

いよいよアメリカ南極観測隊はノルウェー基地へと向かいます。

そこで隊員が見たものとは?!

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いやホント、レンタルして見てよかった!

やっぱ見始めると覚えてるシーンがいくつもあって、とにかく懐かしかった。

そして問題のトラウマハスキー犬のシーンが来た時でした。

(うわっこの感じ!あの時のあの頃の自分が今ここに!)

なんか一瞬にして子供の時に見た恐怖の感覚を思い出しましたよ。

それにもうひとつ驚愕の事実が。

今の今まで犬の変形シーンはクライマックスだとずっと記憶してたんですけど、おもいっきり最初の方でした。

だからやっぱりあの映画の中で、《一番怖い映像=クライマックス》として勝手にインプットされてたんですね。

で、さらに懐かしい!と叫んだのは血液検査シーンです。

まぁとんでもなく緊張感ありまくりのあの疑心暗鬼っぷり。

南極基地の閉鎖された空間に完全にあの時の僕は放りこまれてました。


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そしてそして、3日前が描かれた『ファーストコンタクト』!

ノルウェー基地の観測隊達が氷の下に眠る妙な生命体を発見。

それを基地に持ち帰った事から全ては始まった!

氷の中で固まって死んでいたかのように見えていたその未知なる生命体は、ピギャーーーーッ!!という奇声と共に氷をぶち破り天井を突き抜け基地から逃げ出す!

しかし、そいつはすぐそこにいた!

そして隊員が襲われる。

さらにその生命体の本当の恐ろしさを知る。

ヤツは、人を喰らい細胞を吸収、同化してその人間に擬態してしまうのだ!

つまり、

ノルウェー基地内、閉鎖されたこの空間で隊員の誰かがすでに人間ではないのだ!!

人間に化けているエイリアン!!

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オリジナルで行なわれた心臓バックバクの血液検査シーンが今作でも別バージョンであります!

こちらは、『歯』です。

いや~、カーペンター版への愛をひしひし感じますねー。

ひとりひとり口の中の「あるモノ」を古生物学者の女性ケイトが検査して行くわけですが、口を開けるのを拒む者もいる中、ここで畳み掛けるようにもう2人の隊員が外からやってくるんです。

『待て!待てっ!撃つな!!』

お互いがもう信じられなくて誰に殺されるかわからない極度の緊張感の中で、さらに追い討ちをかけたマシーズなんたらかんたら監督に最高だぜあんた、って叫ばずにはいられない。

こういう展開大好きなんですよ!

疑心暗鬼度&パニック度がマックスになる瞬間です!

さぁ、そして一番見たいのは、グチャグチャシュルシュルと不気味な音を立てながら体を突き破って変形するシーン。

CG進化しすぎて気持ち悪すぎ!

あんなのに追いかけられたらこの世の終わり。

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ケイトうしろーーーーーっ!!!



※以下ネタバレ。







エンドロールの映像。

基地からいきなり犬が飛びだして来る。

エイリアンが擬態している可能性があるため、生き残った隊員が慌てて銃を持って救援に来たヘリに飛び乗る。

走っていくハスキー犬をヘリから身を乗り出して銃を発砲する。

ズドーン!

ズドーン!

《THE END.》

なんという丁寧な終わり方。

82年版で謎だった、

ぽっかりと空いた氷の塊。

壁に突き刺さった斧。

顔が2つの異様な焼死体。

スッキリ解決、キレイに繋がる!



『トータルリコール』

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《※注意、トータルリコールの感想よりも、ほぼバックトゥザフューチャーの話になっちゃってます。未来つながりで。》


よ~く注意して見てもらいたいのは検問所。オリジナルに出演していたあのオバチャンが!

しかもオッパイ3つの娼婦もちゃんとでてきた!

90年製作のシュワちゃん主演オリジナル版の舞台は火星。(小学生の時、教室でトータルリコールごっこやってた事を思い出しました。)

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↑当時この映像見た時はぶったまげましたね~。

そして今作リメイク版は地球。

舞台は荒廃した未来。人間が居住できる地域はイギリスとオーストラリア大陸のみ。

地球の裏側へ移動する手段が『フォール』と呼ばれる超巨大な乗り物。

地中に突っ込んでいきコアを通り重力反転、そのまま地球反対側へ。

しかも移動時間はわずか17分。いわゆる最先端地下鉄。

記憶を金で手にいれる事ができる場所、それが人工記憶センター『リコール社』。

1人の男がここを訪れた事から命を狙われる事態が起こる。

ほとんど全編走りっぱなし逃げっぱなしの主役2人。
アクションの連続で飽きません。

エレベーターアクションが見れただけでも大満足。

磁気で浮遊して走る空中カーチェイスは手に汗握った!

未来都市の映像が素晴らしい。本当にあんな未来がやってくるのだろうか?

そんな事より一体いつになったら車が空を飛ぶ時代が来るんだ!?

おととい金曜日まで午前10時の映画祭で上映されていた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見に行けなかった事が悔しくて久しぶりにシリーズ3作レンタルして見てやりました!

だけどやっぱスクリーンで見たかったよ~。

Part1のラスト、ドクの一言でマーティ達は1985年から30年後の未来へ行く事になりそのままPart2へ。

向かった年代が2015年10月21日午後4時。

つまりあと3年後に、マーティとドクとガールフレンドのジェニファーがやってくるという事になる!

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しかも映画の中では高速道路ではなく、空に車が浮遊して走るためのコースがあって何台もの車がビュンビュンと飛んでいる!

にも関わらず2012年現在、宙に浮いて走るマーティのスケボー、『ホバーボード』すらない!

あと3年後に車が空を飛ぶ気配も全くない!

飛行機は飛んでるのになぜ車は飛ばないんだ?!西暦3000年頃には飛んでいるんだろうか??

よし!1985年にタイムスリップしてドクに聞いてみよう!!ってデロリアンすら出来てね~。

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トータルリコールを見に行ったのになぜかバックトゥザフューチャーの話になった。

それは今日、中盤少しだけウトウトしてしまったからです!

ガビョ~ん!睡魔こえー!結構大事なシーンが曖昧にしか思い出せない!

そうだ!リコール社に行って記憶を買いに行こう。


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何はともあれ、バックトゥザフューチャーシリーズは何度見ても面白い大傑作。

という事です。



『ダークナイト ライジング』

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キャッチコピー通りです!

伝説が、

壮絶に、

終わりました。

大好きなマリオン・コティヤールも出演してるんで映画館に向かってる時からワクワクしっぱなし。

この『ダークナイト ライジング』見て改めて映画ってスゴいなと思ったわけですよ。

ただ椅子に座って映像見てるだけの僕に、こんなにもいろんな感情をださせてくれるってのは素晴らしいなと。

2時間44分ただじっとしてるだけでいいんですからね。

それはもうクリストファー・ノーラン監督の手腕ですよね。

この方の作る作品と、僕は異様に相性が合う気がします!!

こんなにも壮大な気持ちになれたのはいつぶりだろう?っつーぐらいの勢いでしたから。

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この興奮はもう言葉じゃ伝えきれません!

あのオープニングはヤバイ!もう期待が一気に膨らみましたよ。

飛行機乗っ取り空中シーン!いきなりのド迫力スリル!

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アン・ハサウェイ演じるキャットウーマン惚れます。

ブラックのタイトスーツが体のラインを強調していてセクシー。

またバッドポッドがめちゃめちゃクール。

特に急カーブする時のキュルキュルキュル!って音とタイヤの動きがたまらん!
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ベインがスクリーンに現れる度に緊張で体が固まりました。

マスクの中でごもった重い声、歩いてるだけなのに物凄い威圧感。演じているトム・ハーディ恐るべし。

バットマンとの肉弾戦でのあのパンチの破壊力は凄まじい。前作のジョーカーとは心理戦でしたがベインとは拳と拳の闘いです。まさに運命の死闘。迫力あります。

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前作『ダークナイト』で亡きヒースが演じたジョーカーの存在があったからこその最終章だと思ってます。

ジョーカーが盛り上げてくれたのは間違いない!

スケアクロウ、ジョーカー、ベイン、このシリーズは悪役がとてつもない魅力を放ってます。


『インセプション』も『バットマン ビギンズ』も『ダークナイト』もそうだけど終盤に向かってくにつれて、いくつもの伏線が徐々にひとつになっていくこの高揚感と壮大なラストへの展開っぷりにはたまらなく興奮しますね。

で、しかもハンス・ジマーの音楽がかっこよくて気持ち高ぶる高ぶる!サントラ輸入盤取り寄せちゃいました。

ノーラン作品はまさにスクリーンで見るべき映画ですね!

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個人的には、これ以上は望めない最高のラストだと思っております。

『ウオオオオオッ!』っていう感情と鳥肌と興奮状態キープのまま、あのラストシーンですからね。

全3作終結の感動が込み上げてきてそのままエンドロール始まりましたから。

バットマンからゴードン警部への一言。あれは1作目と2作目を見ている方なら胸いっぱいになりますよ。

アルフレッドとウェインのシーンはすでにヒーロー映画だという事を忘れるくらいの美しい場面で、たまらない気持ちになりました。

そして観賞後、不思議と『何かやってやろう』という妙な使命感が湧いてきました。

これぞ映画の力!!



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