映画情報などを全く仕入れずに見始めることが多く、
今回、
見る前に一番最初に
「解夏の続編?」と思ったという、
話にもならない状態からだったのです。
「違うでしょ、これは松嶋菜々子なんだから」
と母に言ってもらったのもいい思い出(笑)。(そうか?)
ちなみに'07年の舞台版の咲子は石田ゆり子さんなんですね。確かにそんな感じだ、と納得。
異性愛があるなら
親子愛があるのも当然で、
今回の映画が面白いなと思ったのは、母と娘の愛を描いたところでした。あんまり見たことがなかったので。(いや、知らないだけで結構あるのかな?)
今回借りたのは、前の「解夏」が自分にとって好感触だったからなんだけど、
舞台は長崎から徳島に変わったけど、情景にほれぼれしてしまう映画だと言うことは変わらなかったのが何より一番うれしかった♪
風景の良さが存分に出ていて、そういうところも好きです。
龍子は最初、啖呵を切るところから登場でしたが、あれは確かに看護師さんが悪いよ、と納得。
と言うか、大学などでどういう指導を受けてきたのさ?と思ってしまった。自分が悪くないと思っても、そういう場合は頭を下げるのが礼儀ですしね。
この先苦労するぞ~なんて思ってしまった(^_^;
その看護師さんをなだめる様子を見てしまうところで、河野親子と寺澤が初対面になるんですが、
私が咲子の立場だったら、確実に転院を勧めるだろうなあ、と思いながらこの場面は見ていました。だってあまりにも信用ならん!と。
そういう視点で見始めたので、
咲子と寺澤が恋仲になったのが映画なのもあり、ちょっとテンポが速かったかな~とは思ったりした。
この点はもう少し時間を割いてくれたほうがもう少しわかりやすかったかも。
子どもの頃に咲子が「父は死んだ」と聞かされていたんだけど、
それが実は――と言うところから話が動くんですね。
私は「娘がいない立場」なので、龍子より咲子のほうの視点で見ていましたが、
彼女と同じような姿勢で父親に会えるだろうか、と考えてしまいましたね。
父には別に家庭があり、その中で母親と彼女は別の道を歩んできたわけですが、
同じように凛とした姿勢で父に会えるだろうか、と考えてしまった。私が彼女と同じだったら、きっと何か罵声を浴びせてしまうかもしれない (^_^; (そういう女です、私。笑)
最後の阿波踊りの場面は圧巻でしたね。
実際に生で見てみたい、と思うほどに臨場感が出ていた。
その場面で龍子と父が遠くから「再会」するわけですが、どう思ったのかな、と考えてしまいました。
一番の見所だったのではと思うんだけど、私としても一番見入ってしまった場面でした。
龍子は最後献体されるのですが、
どことなく、木藤亜也さんの「1リットルの涙」、潮香さんの「いのちのハードル」を思い出した。(母親の潮香さん視点でこの流れが書いてあったので)
私が遺族の立場だったら献体は選ばないと思うのだけど、本人の立場だったら選ぶ気持ちもわからなくないな、と思いながら見ていました。
龍子は「強さ」を持つ女性なので、迷いなく献体を選んだのでしょうね。
最後の一言、確かにずっしりと重みがあります。
それを読んだ咲子はどんな気持ちだったのだろう。
「眉山」に関する徳島の特設サイト
があり、そのサイトを読んでみてもこの映画が楽しめるので、お勧めです。
夏に連続ドラマでやってみてもいいんじゃないの?と思える題材でしたね。
私も一回眉山に行ってみたいなと、そんな思いにさせてくれました。