みなさん、こんにちは

Movement For GolfのTPI Certified Expert/理学療法士 高木です


前回は、ゴルフスイングのよくある12の特徴をあげていきました。

今回は、S字姿勢、C字姿勢について考えていきます。


S
字姿勢、C字姿勢は、

アドレス時にどのような姿勢になっているかの特徴のことです。


目標方向に向かってゴルファーの後ろから見たときに、

腰椎が極度に反ってしまっているもの(腰椎前彎)を

S
字姿勢と言います。

反対に、背中や腰が丸まっているもの(胸椎の過度な後彎)を

C
字姿勢と言います。



まず、スイングの開始前のアドレス姿勢によって、

どのようなスイング軌道を描きやすいか、

解剖学的に体はどのように動きやすくなるのか、

大きく変わってきます。

スイングする前からどのように動きやすいか、

決まってきてしまうんですね。

でも、人間の体は非常に賢いので、

無意識にも体の他の部位をうまく使って

なるべく効率的に動こうとするんです。

 なので、間違った姿勢でスイングを開始することで、

代償的に使っている体の部位が過度に使用されて、

痛みや筋肉の硬化につながってしまうのです。

体のどこの部位が硬くなっているのか、

体のどこの部位が弱くなっているのか、

これはフィジカルチェックで見ることができます!



S
字姿勢やC字姿勢を取りやすいゴルファーの方は、

体のつくりもそのようになっていることが予想されます。

そういった姿勢を取りやすい原因があるのです。

というのはどういうことかと言うと、

S
字姿勢を取りやすい方は、腰部の筋肉が短縮や硬化していて、

また腹部の筋肉は働きにくく、長さも延長しているため、

自然とこのような姿勢になってしまうのです。

でも、これは一般的な傾向なので、

それぞれの方に対してはフィジカルチェックをしてみないと何とも言えません。

が、きっとその傾向はあるでしょう。

このように原因がわかれば対処ができますよね?


こうやって一つずつ弱点を改善していけば、

スイングは必ず変わると思いませんか??

これまで変わらなかったのは、

「クセ」といった一言で片づけてしまい、

しっかりとした原因に焦点を合わせてこなかったからです。



フィジカルチェックやスイングチェックをすることが


非常に大切であることが多少なりともお分かりいただけましたか?


あと大事なことは、

間違った知識を持っていて、

間違った動きを繰り返し行ってしまってきたために、

体が間違って適応してしまった場合も多くあります。

体の弱点を直すこととともに、

正しい技術的な知識も、しっかりと学びたいものです!

間違った情報に流されないようにしましょうね~!


次回は、姿勢の消失について考えていきましょう!!

次回もお楽しみに


MFG  高木