「装備を確認しろ」
訓練棟の一室で10名程の突入装備を整えた隊員達が一斉に立ち上がり互いに装備を確認し合う。
「「全10名異常ありませんっ」」
「了解。これよりB班の青島学生の救出を開始するっ」
「「了解っ」」
「お前ら最低限の装備を持って正門に集合」
遠山が言う。
「班長っ」
高木が椅子がひっくり返るような勢いで立ち上がる。
「しかし班長それは学生警備隊法違反ではないのですか」
宮野が言う。
「そんなもの知るか。俺の部下は誰一人たりとも死なせない。責任なら俺が取る」
「やっぱりそう言うと思ってました。昔からそうでしたもんね」
宮野が呆れたように笑って言う。
「「装備整いましたっ」」
近藤、林、高木の3人が装備を整えて言う。
「なんで防弾チョッキを着ている。最低限の装備と言っただろう。」
「んじゃなんで班長はチョッキ着てるの」
近藤が言う。
「俺は班長だからだ」
「言い訳になってないよ」
そんなやり取りをしてるうちに正門に着いていた。
「なんだあれ」
高木が言う。
「あれは、C班の奴らだ」
遠山が言う。
「なんであいつら突入装備で銃持ってんだよっ」
高木が言う
「そうかC班は認められているのか」
そう調査警備と言う名のC班は学生警備隊の隊員やその身内が危険に晒されている時は武力を行使し制圧、犯人の拘束が認められているのだ。
他にも校内の治安維持、生徒の統制などと生徒会と同等の力を持つ部隊だ。
その中の隊長と思われる男がこっちに近寄って来た。
「遠山、何をしている。」
彼は3-1所属C班班長北村剛だ。
「俺の部下を助けに行くだけだ。」
「貴様等がそんな事をしていいと思ってるのか」
「罰せられるのは重々承知だ」
遠山がそう言い切ると北村は何も言わずに戻って行った。
「さて俺等は何で行くかな」
そうC班には専用のバスがあるがB班には移動手段が無いのだ。
そこで遠山が考えていくとC班の隊員が一人来て
「良かったら乗っていけと北村班長が」
その言葉に甘えC班の5人はバスに便乗させてもらうことにした。
※突入装備はヘルメット、防弾チョッキなどを装備している状態です。
警察のSATとかを想像してもらえれば分かるかな
