明日は仙台市内の私立高校で推薦・特待生入試が行われる。
早いものであれから2年が経つんだ、とちょっと懐かしい。

高校入学後の娘は、部活オンリーの生活で、
部活で震災関連のボランティア活動をしながら
楽器を吹く生活。
とても楽しいらしく、手汗は気になるものの、
精神的に安定しているためか、さほどうるさく言うことはなかった。

通院は半年に一度、30日分の薬をもらい、
その薬を必要に応じて飲むようにしている。
例えば、コンクールの前とか。
30日分の薬を大体、半年くらい持たせて、
通院は7月と12月に行われるコンクールの前に、というペース。

去年暮れ、コンクール前に病院に行った。
相変わらず、薬は若干効き目がある、という程度なのだが
先生から『薬をもう一種類増やそう』という提案があった。

精神安定剤に加え、抗コリン剤という薬を飲むという。

抗コリン剤というのは主に胃痛などに使われる薬だが、
汗にも効果があるという。
というのも、汗が出る時に体内ではアセチルコリンという
物質が生成されるようで、そのアセチルコリンが出るのを
抑えるのが、抗コリン剤らしく。

早速、その薬を飲んで就寝、そして翌朝。
『汗が出そうで出ないんだよ!』
と嬉しそうに話す娘。
汗が出る時は、汗がジワジワと手に迫っているのを
感じるそうだけど、そのジワジワが手首まできているのに
『手まで来ない』のだとか。
ただ、薬の副作用からノドがメチャクチャ乾くらしく
『コンクールの時は飲み方を考えないとダメ』とのこと。
娘としては、ノドが乾いても、ある程度汗が抑えられる方法を
得られたことで、とても安心したようだ。
が、やはり飲んでいると、その時の体調によって
薬の効果に差があるのも分かったようで
(女性周期にも関わるらしい)
完全、とは言えないのだけど。

そしてもうひとつ、今年になってから取り入れた、
自宅でできる治療。

イオントフォレーシス治療の家庭用治療器具
『ドライオニック』を購入。
これはアメリカの会社から個人輸入するもので、
値段は180ドル、プラス手数料で50ドル近く。
12月の選挙で政権が代わった途端、円安が進み、
慌てて12月半ばに購入手続きを。
(当時1ドル83円程度)
年末に届き、年が明けて今、毎日30分ずつ機械を使っている。
効果はまだ実感していないようだが、娘は大きく期待している。
もしこれが効果が出れば、薬からも解放されるだろうし、
ゆくゆく考えなければならないかもしれないETS手術だって
回避できるかもしれい。
そうすれば・・・職業選択も手汗のために幅を狭めず
考えられるかもしれないしね。

・・・と、こんな感じに今は取り組んでいる。

でもさ、ドライオニックを買うのも大変だったんだ(涙)
ネット注文なんだけど、以前はあったはずの日本語ページが
今はなく、全て英語。
英語・・・わからないんだよね、アタシ(^^;
英語教師をしている友人に相談し、
職場にいる英語教室の先生を捕まえてページを見てもらい
書き方を教わり・・・。
やっとの思いで注文した。
ホント、住所ひとつ、書き方がわからなかったからね・・・。

ドライオニックの効果についてはまた、改めてここに
報告したいと思う。
この治療も効果がある人、出ない人、様々なようなので・・・。