「勝ちっぱなしはないでしょう、安倍さん」
この部分が心に刺さりました。
国葬の日、菅義偉元総理が言葉を詰まらせながら語った弔辞に継ぐ、実に真摯で誠実で故人を思い遣った素晴らしい追悼演説でした。
手前勝手な逆恨みで、生前の氏を応援するたくさんの支持者からある日突然に光を奪った犯罪者「山上容疑者」を擁護する、また英雄扱いする輩が絶えず、そうした言説に触れるたび鬱々とした気分になります。
それだけに氏が国会の場で、与野党の壁を越え、天に向かってこのような芯心に迫る追悼の言葉を投げかけられたことに心から感服いたします。
ありがとうございました、野田さん。
誠の言葉は天に向かい昇華する。
安倍さんの魂にも届いているだろう。
「歴史の法廷に、永遠に立ち続けなければならない運命」
「あなたが放った強烈な光も、その先に伸びた影も~」
定型的な美辞麗句で終わらせていないのも、賛否を越えて素晴らしいと、個人的にはそう思います。
(以下、記事内の全文から一部を抜粋)
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政治家の握るマイクは、単なる言葉を通す道具ではありません。人々の暮らしや命がかかっています。マイクを握り日本の未来について前を向いて訴えている時に、後ろから襲われる無念さはいかばかりであったか。改めて、この暴挙に対して激しい憤りを禁じ得ません。
私は、生前のあなたと、政治的な立場を同じくするものではありませんでした。しかしながら、私は、前任者として、あなたに首相のバトンを渡した当人であります。
我が国の憲政史には101代64名の首相が名を連ねます。先人たちが味わってきた「重圧」と「孤独」を我が身に体したことのある一人として、あなたの非業の死を悼み、哀悼の誠をささげたい。
そうした一念のもとに、ここに、皆様のご賛同を得て、議員一同を代表し、謹んで追悼の言葉を申し述べます。














