図書館で本を選んでいたら
『女性と子供の貧困』(樋田敦子著)《大和書房》
という本が目に留まりました
そこで、借りてきたのですが
この本を読んだら
これが日本なのかっと思ってしまいました
普通の主婦がヤミ金まで、手を出してしまうのか
普通の学生が奨学金を返せず、借金地獄に陥ってしまうのか
本当に誰でも『転落』する時代
シングルマザー、ヤミ金、奨学金滞納、無国籍問題、医療ネグレスト、虐待
DV、ホームレス高齢女性、ワーキングプア、ネットカフェ難民など
本を読んでいて、すごい心が痛みました
私が今、かかわっている市から委嘱された『健康づくり推進員』の中でも
この、女性の貧困問題の話が出てきますが
私たち推進員の企画した『催し物』などに積極的に参加されるお母さんたちは
そういう問題がない方ばかりで、比較的恵まれてる方だと思います
たぶん、この本に出てくるような
『貧困』で切羽詰まっているお母さんたちは
そういうことを知る余裕もないし
時間もないんだと思います
だから、本当に助けなければならない人を
救うことは隠れてしまっているので
本当にわからないような気がします
ちょっと、自分の周辺を見てもそこまで
追い詰められている方がいるのかな
と、思ってしまいます
そんな中、ボランティアで
食品ロスを再利用する『フードバンク』を立ち上げる人や
地域でお母さんと子どもを見守る『こども食堂』など
一般市民が立ち上がり助けようとする希望の光も・・・
しかし
ボランティアの力ばかりに頼るのではなく
普通のお母さんがシングルマザーになっても
普通の生活ができるぐらい
お給料がもらえて
ダブルワーク・トリプルワークとか寝れないぐらい
働かなければならない状態をなくし
まともな時間に家に帰れて
夕飯ぐらい家族でゆっくり食事ができる
そのくらいの、ささやかな生活ができる社会に
変えることが先決なんじゃないのかなと思いました
『憲法改正』や『獣医学部の新設』なんかより
見えないところで、苦しんでいる
女性や子供がちゃんとご飯を食べれる世界にしてほしい
『一億総活躍』とか『女性が輝ける社会』といわれると
本当に輝いて活躍できてるのか
疑問です
興味がある方は
『女性と子供の貧困』(樋田敦子著)《大和書房》ここをクリック
読んでみてください