お久しぶり! 最後に書き込みしたのが、2010年4月30日だから、1年強もこのブログを放ったらかしていた。申し訳ない。

「もしかしたら買い物依存症かもしれない」から始まって、「自分は間違いなく買い物依存症」と確固たる自覚が生まれ、それからまた「やっぱり違うかも……」「ホントにそう?」と揺らぎ、逡巡の末、最近「やっぱり間違いない」と腑に落ちたところ。
アディクションは、否認の病でもあるので、一筋縄ではいかない。

それに私の場合、借金がなく、日常生活もどちらかというと、地味な方じゃないかと思う。
食料品の底値も熟知しているし、外食もほとんどしない。
自宅で、手料理をつくる方を好む。
外食するのは、友人やしごと関係などの交際でとか、買い物依存症の自助グループのフェローぐらい。

買い物にはまった対象は、主にシンプル&ベーシックな服と、本(本の話はまた別の機会に)。
好きな服は、ユニクロやアニエスb 、ナラ・カミーチェと、チチカカなどのエスニック系、それに古着。ありがたいことに、流行があんまり関係ない。
それに、割安で比較的品質の良いものを購入することへのこだわりがあって、“期間限定”とか、バーゲン、ネットを活用してきた。“割安”へのこだわりに助けられて、借金を抱えずに済んできた。

買い物依存症の自助グループに参加するようになって、なかまと出会い、買い物依存症にもいろんな病態があることを知った。多額の借金を抱え込んで、底つきを体験をする人が多く、その点については、私はマイノリティに属す。でも、共通点の方が多いと思う。

昨日、自分が今年の“ユニクロ誕生感謝祭”(5月28日~30日)で、何一つ買わなかったことに気がついて、我ながら驚いた。
最も耽溺していたのは、オンラインでユニクロの“土日限定”期間限定”の商品を買うことだったから。
言ってみれば、“ユニクロ依存症”だった。

ユニクロの買い過ぎに悩んでいる消費者は、相当数いるんじゃないかと思う。
以前、店舗で返品する際、記入を求められる用紙には、「返品の理由」の筆頭に「買い過ぎ」があったと記憶している(現在、その用紙は使われなくなった)。

自分が思っている以上に、回復してきているのかもしれない!
これから、買いたい欲求が起きたときにどうしているかを中心に、書いていきたい。
ものすごくたくさん、あの手この手を探ってきたから。
そして、少しでも、買い物依存症で苦しんでいるなかまの助けになれば、うれしい。
今日というか、もう日付は変わって、昨日。
映画を3本観た。「バオバブの記憶」「千年の祈り」「母」。
食事する時間的なゆとりはなかったので、ステンレスポットにイタリアン・ローストのコーヒーをたっぷり、それにメリーの板状のガナッシュ・チョコレートを持っていく。
お金もかからないし、まずまずと自己満足していたら、考えが甘かった。

小腹が空いてきて、映画館の暗がりの中、チョコレートをかじったら、大きな塊をこぼしてしまったようだ。
気づいたのは、幕間にトレイに立ったときだった。
イタリアで買ったベージュの皮のジャケットにも、べったり。
ベージュのコーディロイのパンツにも、ぐっちょり。
Tシャツにも、その上に重ね着していた麻の生成りのブラウスにも、黒い点々が…。

やれやれ。気落ちしたけど、半面、皮肉にもこれで「自分の服になった」という思いもよぎる。
世界で一つのチェコレートの染み(笑い)。
なんというか、自分の印が付いたというか。
自分だけの一枚になったというか。
そう思った時点で、失敗した自分を許せていた。

大学生時代、本郷三丁目の骨董屋でアルバイトして傷物を愛でていたことや、最近、リメイクを覚え始めたことが、大いに助けになっている。

夜中近くに帰宅してから、ともかく、洗濯。
皮のジャケットはどうやって洗ったらいいか頭を悩ましたけれど、東急ハンズでブーツ用に購入してあったKIWIの「皮革用石けん」(370円)を思い出して使ってみたら、びっくりするほど落ちる!
他の衣類はおしゃれ着用の洗剤で、これもすっきり。
べとべとのチョコレートの染みは、跡形もなくなった。

とにかく時間が経つと落ちにくくなるからと、夜中に手洗いしている自分に、“服の奴隷”という言葉が浮かび、可笑しくなる。
今まで、何度も自分のことを“服の奴隷”だと思ってきたけれど、今日のそれはそんなにネガティブじゃない。
初めてのブログで、緊張し過ぎて、いつまで経っても、書けない。
“ええかっこしい”なのか…。
ここはひとつ脱力して、始めてみようと思う。

バカな買い物をしないで、満ち足りた日々を過ごすには、「もてなし上手」「誉め上手」になることだと気がついた。自分自身に対して。
それについては、追々書く。
やりたいことをやろう!

昨日は、冷たい雨の中、外苑前のワタリウム美術館に「ジョン・ルーリー ドローイング展」を観に行った。



NHK日曜美術館のアート・シーンを偶然観ていて知り、絶対に観に行くべき作品だと確信したから。

冷たい雨の中、うれしくって、スキップしたくなった。
やりたいことをやれる幸せ。

ジョン・ルーリーは「ストレンジャー・ザン・パラダイス」で強い印象を与えた俳優で、ミュージシャンだった。でも、難病を患って「音楽も俳優活動も中止し、一人で好きな時に出来る絵を描くことが唯一残された表現方法になった」という。

一番じかに触れたかった「あなたはここにいる」を観ることができた。
“今ここ”を生ききるというのが、闘病する者にとって、欠かせない心性だ。
彼の伝えたいことが、わかるような気がする。

難病とか、死とかに直面した末の表現に、目が離せない。