はじめまして。
このブログの筆者であるハニーの娘です。
今回は皆様にご報告があり、このブログを書いています。
母親は、その長い闘病生活を終え、10月31日6時20分頃、永眠いたしました。
新天地での生活をはじめ1週間の後、最期は私や、私の弟と父親、そして本人の母親や姉、弟に見守られながら静かに息をひきとりました。
皆さまへのご報告が遅れてしまったこと、そしてコメントを頂いた方への返信ができなかったこと大変申し訳ございません。
母親は、亡くなる1週間前くらいから、急激に体調が悪化していきました。
刻々と容体が悪くなる母親と過ごすことは、非常につらいものがありました。
しかし、最期は入院せずに家族と過ごしたいという本人の強い希望があり、訪問のお医者さんや看護師さんの力を借りながら、私達家族も覚悟を決め最期まで一緒にいることを選択しました。
母親自身、様々な人の優しさに触れながら、のびのびと生活できた新天地での1週間になったと思います。
具合が悪い中でも、トイレやお薬は自分でやると言い、家族の手を借りながら、亡くなる直前まで自分で頑張っていました。
また、持ち前の強さと優しさで、最後の最後まで家族や周囲の人を気にかける姿もありました。
亡くなる1時間ほど前、意識が朦朧とする中、私が母親の顔を覗き込み手を握っていると、
母親は目を開き、はっきりとした声で『愛してるよ』そう2回言ってくれました。そして、私を抱きしめようと両手を動かしました。
その言葉は私の中で、一生忘れないかけがえのない宝物です。
本当に、強くて優しい、言葉にできないくらい偉大で素晴らしい母親でした。
44年という、短すぎる人生ではありましたが、
病気に対して最後まで前向きに勇敢に立ち向かった姿勢、母親としての強さや優しさ、そして母親から学んだ『愛』そのもの、これらのものを私達家族は忘れることはありません。
これからの人生も、永遠に母親とともに生き続けていきたいと思っています。
母親は、のこされた人達が悲しんで暮らすことを望んではいないと思います。
だから、これからの人生、母親が安心できるよう、前向きに全力で笑顔で生きていこうと思います。
そして、いつかまたどこかで会えると信じています。
母親は常々、同じ病気を闘うブログ友達の存在を口にしていました。
同じ境遇だからこそ共感できる気持ちがあり、それを一緒に共有していくことで、母親自身の生きる勇気に繋がったのだと思っています。
皆様におかれましては、母親に対し生きていく為の希望やエネルギーをくださり、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。
応援してくださった皆様におかれましても、
母親に対する悲しみの気持ちというより、病気に対して最後まで前向きに立ち向かった1人の強くて優しいハニーという人間がいたこと。そのことをどうか覚えていただければ非常に嬉しいことだと思います。
長くなりましたが、ご報告は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
寒さが厳しくなってきておりますので、どうかご自愛の上お過ごしください。
皆様が幸せに日々を過ごせること、お祈り申し上げます。