もつぽです。更新さぼっていたら新年になってしまいました(^_^;)。

ここのところずっと、職場に設置してる鍵盤が重いグランドピアノと、自宅の電子ピアノのギャップをいかに少なくするかあれこれ考え続け試していました。

グランドピアノの鍵盤がどのくらい重いのか、鍵盤の上にコインを重ねて鍵盤の沈み込み(ダウンウェイト)を測ってみたら、意外な結果が出て、白鍵はグランドピアノより電子ピアノのほうが重く、黒鍵は電子ピアノよりグランドピアノのほうが重く、白鍵と黒鍵のダウンウェイト差は電子ピアノよりグランドピアノのほうが小さかったのです。

普段私が自宅で使っている電子ピアノのダウンウェイトバランスはグランドピアノに比べると良くないと言えます。次回電子ピアノを買い換えるときは鍵盤の重さだけでなく白鍵と黒鍵の重さのバランスもしっかり確認しようと思います。

もうひとつ、鍵盤(白鍵)が沈み込む深さも比較してみたところ、電子ピアノが10.1mmくらいだったのに対してグランドピアノは11mmはありました。私が使っている電子ピアノは鍵盤の支点がグランドピアノに比べて短いので、鍵盤の奥側の沈み込みは浅く、指が感じる深さのギャップは計測差約1mmよりも更にあるはずです。次回電子ピアノを買い換えるときは支点の長さも考慮したいと思います。

まあそんなこと言っても今すぐ買い替えるわけではないのでこんなやり方↓を発案しました。
ステージピアノの手前両側、キーボードスタンドとの間に靴下を挟んでいます。もともと本物のピアノも電子ピアノも鍵盤は手前が高く奥が低くなるようわずかな傾斜がついていますが、このセッティングは本体自体も傾斜させています。

私が使っているキーボードスタンドはZ型なのでキーボードに傾斜をつけても比較的安定しますが、X型のスタンドはZ型ほどには安定しないと思うのでオススメできません。据え置きタイプの電子ピアノも転倒リスクが大きいのでオススメできません。

で、弾いてみると

あら、鍵盤が重いわ〜びっくり

この自宅セッティングに慣れたあと、職場のグランドピアノを弾いてみたらギャップがだいぶ小さくなりました。なかなか良いです。

傾斜によって鍵盤に対して指が斜めに入ることがタッチを重く感じた理由と考えています。キーボードを傾斜させる代わりに椅子を低くしても指は斜めに入りやすくなりますが、腕や肩の自由度はキーボードを傾斜させるほうが有利かもしれません。

この電子ピアノ(YAMAHA CP4 STAGE)のハンマーアクションのバランスが傾斜によって変わったのかどうかはなんとも分かりません。他のメカニズムを持つ電子ピアノではどうなるのかは興味ありますね〜。

前々回の投稿ではキーボードスタンドの高さをガッツリ上げた話を書きましたが、今回のセッティングによりその必要がなくなったのでスタンド高さを標準に戻しました。

タッチの重い鍵盤を身近に置いて分かったのは、とても指先だけでは弾ける代物じゃないということでした。奏法の改良も必要だし(特に手首の旋回)、鍵盤からの力の反射を指に負担かからないように逃がすテクニックも必要だなー、と。軽い鍵盤を弾いていた時には分からなかったことばかりです。

さあ今年はこれでバリバリ練習するぞ〜\(^o^)/