鹿児島県では各店舗が5月7日から営業を再開され、現在の遊技環境対策へどのように取り組み、どのような工夫を施しているのか。新たなスタートを切ってから約2週間、県本土の各エリア全てに足を運び、現状を自身の目で確かめてきました。
混雑が予想される土日を避け、鹿児島市・姶良市に霧島市、大隅半島方面、北薩・南薩エリア。全国大手チェーン、九州大手や地場中小。時間の許す限り、周れるだけ周った中で様々な取り組みを行っている各ホールの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
①喫煙所の一時封鎖、または人数制限を設ける
どこのホールもやっていそうなイメージを持った方は少なくないと思います。しかし、2週間が経過した今でも店内の喫煙所を封鎖しているホールはほとんどありません。これは該当店舗の喫煙者層の比率も考慮しただけでなく、店舗・法人で独自に決めた取り組みのひとつと言えます。また、人数制限を明確に記載し、お客さん自身にも自主的な配慮をお願いしているホールも見受けられました。
※封鎖中のホール様に問い合わせたところ、近日中に解除するかもしれないとのことでした(5/21時点での回答)
②使い捨てゴム手袋の設置
各台、定期的に除菌対策を行うだけでは不安が拭えない方々には必須のアイテム。カウンターなどにひっそりと設置してある店舗は数店舗見受けられたたものの、誰にでも目がつく中央通路のド真ん中に設置してあるホールはこちらのホールだけ。加えて、こちらのホールは希望者へマスク(1人1枚厳守)を配布していました。鹿児島のホールの大多数は遊技時、マスク着用が必須。うっかり忘れてしまった方には目からうろこの対応でしょう。
③次亜塩素酸による取り組み
実際のところ、次亜塩素酸で空間除菌を行っているホール自体は多数見受けられました。中には各シマの入り口に設置しているホールも確認。なお、こちらのホールのみ「項目別」の効果なども分かりやすく記すPOPも設置。私自身、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムとの違いもとても参考になったのは言うまでもありません。
④法人全体で取り組んでいる対策の明記
店舗内での検温や手洗い・うがいの徹底を明記している張り紙やポスターはほとんどのホールで確認できましたが、「勤務上の対策」を記載しているホールは某法人さんのみ。それだけ社内外における意識を徹底しているのだと思います。おそらく、他の法人もスタッフの休憩所や事務所などには設置していることでしょう。ただ、某法人さんの「ホール内に設定=お客さんに向けての宣誓」を掲げているのには正直、驚がされました。
まだまだ取り上げたい部分は山ほどあるものの、あまりにも長文になるため割愛させていただきますが、皆さんはこの取り組みを見て何を思われるでしょうか。
外側から見たら「それぐらいやって当然」、「もっとこんな配慮をしてほしい」、「え、そんなことも配慮してないホールがあるのかよ」といった声もあるかもしれません。
しかし、当たり前と思っている配慮は、各法人の涙ぐましい努力の賜物。そして、常日頃から遊技環境の向上に努めることこそ「当たり前」と掲げているホールが大多数だということを頭の片隅に入れてほしい。様々な業種が存在する中でパチンコ・パチスロ業界は率先して施設環境の改善や社会奉仕活動等に取り組んでいる方なのです。
ふとした時で構いません。ホールの細かな部分にも目を向けていただけたらありがたいかな、と。もしかしたら、「こんなところにも」、「あんなところにも」といったような遊技環境向上への心配りが貴方の目に飛び込んでくるかも。