シャフトのめっき~ZERO POINT SHAFTμ編~ | アクスル屋さんのつぶやき

ZERO POINT SHAFTμ【グレードアップ品】
【色】ゴールド

 

【めっき】2層めっき(無電解ニッケル+複合メッキ)+脱水素処理
 

1層目:ZERO POINT SHAFTと同じ無電解ニッケルです。
 

2層目:名称はありません。

μの為に開発された特殊なめっきとなっています。
よくフライパンで【テフロン加工】というのがありますよね。
【テフロン】とは【フッ素樹脂】の1種で耐熱性、自己潤滑特性、強い腐食性があります。
そのテフロンの粒子が入った複合めっきです。

テフロンの粒子が入ったことによりシャフト自体の潤滑性がよく、めっきの強度も強い為、長くいい状態で使用が出来るという強みのあるめっきです。

【※注意】いくらめっきの強度が強くても、シャフトを落とす、めっきを削るなど無理な扱いをすればめっき剥がれが起こって地金が出てしまい、そこから錆の浮いてしまう可能性がある為、扱いにご注意下さい。

○脱水素処理
あまり聞いたことのない単語が出てきましたね。
めっき処理には水素の発生が伴います。
原子状の水素が材料のなかに取り込まれてしまい、シャフトが脆くなってしまうのです。
この現象を【水素脆性】と呼び、このままの部品を車両などに取り付けると折れたり亀裂が生じるなどの重点欠陥につながる可能性があるため、それを防止するために水素を追い出す処理のこと脱水素処理と言います。

正直言うとこの脱水素処理を行わないことでの【水素脆性】による破断などの危険性はごくごくわずかです。
ですが、μでは【より良い商品の提供=製品の安全性をより高めること】としてこの処理を行うことにしています。

ZERO POINT SHAFTには『グリスの効果を継続させやすい』効果がありましたが、ZERO POINT SHAFTμはシャフト自体の潤滑性が優れていて、なおかつ強度が強く劣化しにくいという特徴があります。
ただしその分お値段が5000円前後高いのです・・・(;´Д`)トホホ
 

 

・お値段(税込)

フロント・リア(3輪など1部例外あり)25,520円~28,820円 

(TYPE【A】【A1】【B】【D】【E】)
ピボット(排気量などにより一部例外あり)    34,870円

(TYPE【S】)

ハーレーツーリングリア

73,370円

(TYPE【W】)

 

・納期:受注生産品扱いとなっています。
人気商品は在庫があることもありますが、ほとんどの場合は90~150日程度の納期となっております。
受注後のキャンセルが基本出来ませんのでご注文の際は間違いがないかよくご確認の上ご注文されることをお勧めいたします\_(・ω・ )

 

通常品の記事はこちらです。

シャフトのめっき~ZERO POINT SHAFT編~