ペンギンをヒントにタービンの羽を設計とはやるなぁ
見た目もネーミングもシュールです😅

#人とくるまのテクノロジー展 レポート
#MAHLE
#バイオニック



ヤマハの連結可能なモーター
モーターのラインナップを効率良く実現できそう
あらゆる分野で活躍できる戦略は発動機の原点とも言える思想です👍

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体重移動でバイクを曲げられる人は限られています。

確かに手放しである程度以下の速度で、ある程度以下のバンク角であればバイクを操縦旋回させる事は可能です。
しかし、だからと言って常にそんな事をしながらバイクを操縦してある人は一人もいません。

実際にはライダーは必ず操舵しています。
そらは、ハンドルを微少に押し引きしているだけなのです。つまりプッシングステア👍

真実を知って安全で快適なバイクライフをエンジョイしましょう。

プッシングステアを理解できていないあなたは、残念ながらまだバイクの本当の楽しさをまだ体感・経験できていません

https://youtu.be/Id-IjhwSU7M

《二》社会人(エンジニアルーキー)

 

 以前勤めていた会社は、神戸に本社をもち、産業用ゴム製品やエンジニアリングプラスチックの部品製造を行う明治時代から続く老舗だった。4年間生産技術部門で熱可塑性樹脂金型を担当した経験があった。 金型とは、金属やプラスチックなどの機械部品を大量に作る器である。その制作には数えきれないほどの工作機械を活用する。旋盤、フライス盤、ボール盤、研磨機、放電加工機、と様々な加工方法が続く。これらを組みあわせて、さらに制御を織り込んだNC加工もこれにあたる。これらの機械加工が必須なのが金型だ。

 

 先輩から機械工学の原点、即ち歯車のこと、そして前職では金型設計や加工のイロハを伝授してもらっていたし、実務での百戦錬磨の自信があった。経験は、機械設計での自信になっていた。その自信に、ニュートン力学という冠を自らか被せることで、彼は熱意と実力を上げ後々エンジニアとして昇華して行くのであった。その原点はここにあったと言っても過言では無い。

 

〜10年後〜

 ベトナム人が経営する寿司屋から戻り、青年はマイヨー駅に戻ったのは十一時を過ぎていた。ホームの階段をホロ酔い気分でゆっくり登りながら、”ニュートン”の三法則をエンジン以外にもどうすれば活用できるのかと思いをめぐらした。計算はエクセルと言うスーパーな電卓を活用すれば、大概の事は計算できるのではと。彼は、運動方程式などを如何に簡潔に導出するかにかかっているので車両の運動方程式はシャープ博士の六自由度の運動方程式は複雑すぎて、どの因子が支配的なのかを理解するには難解過ぎる。と考えていた。

 

 一方、「ニュートンが生きた約三〇〇年前はエクセルに限らずコンピューティングによる計算ソルバーなどない時代。当時彼はニュートンの第二法則である運動方程式を導くために、数学者のライプニッツよりも実は一か月ほど先に微分方程式を考案していた。この微分方程式を理解すれば、物事を単純化し、どのような主成分が色々な事象を支配しているかを計算で導出することもできるはず。」と自分に言いきかせていた。マイヨーのメトロから出ると、白い壁の巨大なコンコルドホテルが目の前にあった。

 

つづく

 

ニュートン力学

それは、「ものの動き方」についてのルールをまとめた、イギリスの科学者アイザック・ニュートンが考えた物理の法則。とてもむずかしそうに聞こえるが、身のまわりで起きているあらゆることを説明する事が可能とも言える。

ニュートン力学における三つの法則

  1. 慣性の法則。動いているものは止まらない限り、ずっと動き続ける。ボールをなげると、ころころ転がっていくが、じゅうたんとかに当たると止る。それは、ほかの力(たとえば床のこすれる力)が働くからである。
  2. 運動方程式。力をかけると、ものは動き方が変わる。重い荷物を押すと、少ししか動かないが、軽い荷物はすぐ動かせる。 それは、「重さ(質量)」によって、どれくらい動くかが変わるからである。
  3. 作用反作用。力をかけたら、同じだけの力で押し返される
     壁を思いっきり押すと、自分の体がちょっとうしろに戻されることがある。それは、壁も同じ力で押し返しているからである。

ニュートン力学は、このように「ものが動くしくみ」をわかりやすく教えてくれる、大事なルールであり古典物理とも言われている。

これは、ニュートン力学を駆使してものづくりにチャレンジしたサラリーマンエンジニアの真実の物語である。

《一》 マイヨーのホーム

 パリは凱旋門に近い地下鉄マイヨー駅。薄暗いホームで電車の灯が見えるのを待っていた。ホームは新聞紙が散らばり、大阪の市営地下鉄のほうがずっと綺麗だった。そんな埃っぽく感じるホームのベンチにふたり人は座っていた。エンハツ(遠州発動機)社の青年はこの日、パリ郊外にあるヨーロッパの子会社MF(モトフランス)社に出向していた先輩の伊藤と、翌年に向けた新しいエンジンの提案とその説明を終え、連れ添っての帰り道だった。

 提案とは小排気量エンジンの内部部品の配置を、意図的に僅かにずらす計画だった。機械工学の技術用語では”オフセットクランク”と呼ばれていた。ガソリンなどの内燃機関のピストンが上下往復運動する延長線上にクランクと言う回転体の中心があるのだが、これをずらしたものである。実はとり立てて新しい構造ではなく、古くは1930年代のフォードV8には採用されており、近代エンジニアには忘れ去られていたガラパゴス的技術かもしれないが、70㏄程度のヒヨコのようなエンジンでそれを成立させれば、省エネ・低燃費とコンパクト化に役立つという理論だった。製品のレイアウト上クランクシャフト軸はセンターにあり、シリンダーがずれることになるので、オフセットクランクと言わず“オフセットシリンダー”と彼らは呼ぶこととした。

 提案先のMF社の会議室はしかし、その日の外気より冷たく感じた。初めて、その冷雨と設計図を目にした製造現場のフランス人スタッフたちは口々に「なんちゅう提案なんや!」「すごい冒険!」「本当にうまくいくの?」といった、あきれた呟きが耳に残って離れなかった。これは日本の本社でデザインレビューした時も同じ状況だった。ただ彼は約一か月の時間をかけてエンジンの運動方程式を解き直すことで、最適解を導き出しての決断だったので、自信と確信があった。そしてそれを提案した以上は、後には引けないのだった。
 
 「上手くいくのかな?」「パリはやはり冷えるね」。そんな話が二人の間をいったりきたりしていた。細々とした会話の脇を、いかにもフランス貴族のようにタロンの毛皮をまとった婦人が通り過ぎていった。互いに気づかれないよう彼らは眼を流し、また戻しながら言った。
 「今回改めて運動方程式を解くことで…思ったんやけど、やはりニュートンって天才やね。設計も生産技術も、ものづくり原点はニュートン力学やね」と。話し出すタイミングを待っていたかのように青年は伊藤に話しかけ、伊藤は「確かに、そうだな」と相槌をうってきた。乾いた空気の中を、”ニュートン”という言葉が響くと、二人の不安の払拭となった。青年は、焼き付けるものを感じていた。

 

つづく

4輪のシミュレーターは色々あってイイなぁ🤣

2輪のマトモなシミュレーターはなかなか無いんだよなぁ😭

理由は色々あるが、体重移動で曲がるなんて言ってたらいつまでたっても…😅