細菌性の慢性前立腺炎なのに、尿検査で細菌が培養されないことはよくあります。
なぜ、されないのか。
そして、それの何が問題なのか。
培養されない方法はかんたんで、培養方法が違うから、です。
一般的な尿や前立腺炎の培養で培養できる菌は、その培養方法から好気性かつ成長の早い菌に限られています。
これは、原理的に導けることです。
で、それのなにか問題が。
今の医療では、原因と結果がこじれてしまっているのです。
正しい理解としては、
原因 培養方法が限定的
結果 それで培養できる菌だけが出てくる
です。
ただ、今のお医者さんたちの理解では「尿路感染症は、✕✕の菌が80%を占める。他は稀である。」となっているように見受けてます。
ここですね。
勝手に好気性の培養だけして、そこで出てきた菌が主な原因菌だ、と解釈しているとおもいます。
「いやいや、それはそういう培養しかしてないからそういう菌しか出てないだけで、実態は他の菌も大いに原因だ」という理屈を否定できません。
でも、お医者さんは培養の種類についてあまり知らないのです。
だから上記のようなことを聞いても、知らないから否定するしかないか、お手上げになるしかありません。
知ってることには強いが、知らないことには弱い。
これが日本のお医者さん(泌尿器科)の実態だと思います。
以上の流れで、尿路感染症の主な原因は好気性菌である、と言っているだけだと想います。
また、嫌気性菌はあまり培養しても見つからない、という過去の小咄もあるようです。
それはきっと事実でしょう。
ただ、長時間の炭酸ガス培養については、多分「培養方法として認識されてない」と思います。
※知人の医者に確認しました。
ツラツラ書きましたが、この疾患に関しては、患者が医者を育てないといけないと思います。
自身で検査をして、その検査結果と世界のレポートでもって医者と話し、その結果をブログに書く。
それをやっていくしかないかなと思います。