ど 緊張でしたが、終えてみての感想は、
事前打ち合わせでこの番組がYouTubeに上がっているとオススメしたところ、当日、スタッフさんから皆さんにシェアしていただきました。
そんなアシストのおかげか、なんと私の不安をよそに、アンケートにはたからの高校入学を応援するメッセージがたくさん書かれていたのです
報道特集に出てくる「かずきくん」が
たからくんにみえました。
そんなメッセージもありました
こんなにも街の中で応援してくれる味方ができたことが奇跡のようです。
あ実はもう奇跡ではないのかもと思っていたりもします。
たからが養護学校から小学校に行きたいと言った時、たからを知る人は誰も反対しませんでした。中学に進むときも。ただ、本人を知らない、さっき書いたような無知な人は彼が本当にそう言えるのか?と疑った人もいましたけど…
その人たちは今のたからを見てどう思うのだろう…私にかけたあの言葉の責任をどう取るのだろうと考えたりしますけど、どんな言葉をかけられてもきっと全然嬉しくないのでもう会わない方がいいですね😝
↑心の声がもれてしまった
でも一番情けなかったのは、たからが高校に行くと言った時、私、少し迷ったんです。「無理です」と言われるんじゃないか、そんな風に言われたらどう立ち向かえばいいのかさっぱりわかりません。また泣き寝入りになるかもしれない…そうしたらたからになんて説明すればいいんだろうと。傷つかないようにと素知らぬふりして特別支援学校を選んでしまおうか…そんな弱気なずるい自分も顔を出しました。そうしたとしてもきっとたからは怒ったりせず、学校生活を送っていくと思います。けれど彼の人生であり彼の学びなのに、私が決めてしまっていいはずがありません。
あんまり考えると迷路から出られなくなってしまうと思い、結局はいつもの通りにただ後悔しないように、「ええ〜いっ」と正直にたからの想い私の気持ちを周りの人たちに伝えることにしました。けれど私の心配をよそに、たからを知る人はやっぱり今回も誰からも否定されることなく、「たからならそう言うよね」という空気が流れました。
そんなわけであっさりと高校を目指すことになりました。そう、結局は私の覚悟だけで済む話でした。本当に私たちは恵まれています。
全国にはありのままの我が子のままで普通級にと頑張っている方々がたくさんいます。ただそれだけなのに、いわれのないひどい言葉をかけられたりひどい裏切りに合っている人もたくさんいます。
私たちはどれだけ恵まれているのか、そう思うと、私にできることは、こうした経験を語り、書き残していくことだと思っています。
結果はまだわかりません。これから交渉する相手が猛反発する可能性もありますから。けれどこんなに我が街にたくさんの味方がいるというだけで、未来は明るい
こんなに応援してくれる人がいる。ただそれだけで
「生きてきてよかった。」
そう思えた初当主の一夜でした。
会場からは
たからの高校のこと、そらが社会人となること
我が家のあれこれを実況中継をしてほしい
そんな声もいただきました。
すぐのせられちゃうので、わたし
これが夢で終わらないよう、これからも声を出していきたいと思います
そうそうどんな話をしたかということ、、、
ちょっとだけ触れると
まず、
「自立とは?」
みんなで自立をやめちゃおうと提案しました。
だって一人で生きていける人なんでどこにもいないんですもの。
みんな誰かに助けられて生きているんですから。そんな無謀なこと辞めて、これからは「協働」だと思うんです。
そう、我が家の今年のテーマ
存在同士がかかわりあうことが「仕事」になる。そんな感覚で社会が創らられていくといいなと思っています。
もう一つのテーマの
「普通とは?」
一人ひとり違うんだから本来、普通ってみんな違うものじゃないかと思っているんです。
なのに、社会ではみんな「一緒」だと思い込んでいる。
みんな「同じ」「一緒」にしていくと「普通」の枠はどんどん狭くなっていく気がします。普通の中で生きる人たちは満員電車のようにぎゅうぎゅう詰めにされてしまいます。力が弱い人は外にポーンと押し出されてしまう。押し出されないようにとみんなずっと力を込めたまま、休むことができなくなっていくんじゃないかと思うのです。
今の息苦しい社会そのものです。
だから私は、自分の「普通」を考えてほしいと思いました。そして、そんなことを考えるのにふさわしい本がふと思い浮かび、
今回、「ワンダー」という小説の出だしを読みました。
興味を持って頂けたらこの「ワンダー」、ぜひ読んでほしい冒頭の1ページ半だけでもきっと何かを感じることと思います。
「ワンダー」は映画にもなっています。
映画も大好きおすすめです。
私が思う「普通」はみんながありのままでいられること。みんなが違うこと。
「みんな同じ」じゃなく、「みんな違う」から始まる社会に
そんなことを話した一夜でした