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鳥子さんの詩を読んでて思ったが、詩のよさってとつぜんなんかが起こってもいいことだとおもう。たとえば壁にもたれるととつぜん、とろりと、する。でも詩だからとろりとしていい。とつぜんあなたが話したことばがわきおこる。(燃えたら 一緒や)。でも詩だからあなたがとつぜん沸き起こってもいい。詩では、どんなことだって、おこる。まえぶれもなく、とうとうに、あなたも、あなたのくちも、できごともやってくる。でも世界の急激なスピードに私はあえてとんまなところから出発する。「ともあれ迷ってきた とんまな犬のままでいる」