志村けんの「だっふんだ」はいかりや長介の「だめだこりゃ」を引き継いでたんじゃないかと思う、業の肯定として。たとえどれだけ自分が「変なおじさん」の運命を担おうとも世界から疎まれようとも最終的に「だっふんだ」でそれを肯定してしまう。意味は「だめだこりゃ」に近い。でもそうやって片が付く

志村が歌う「変なおじさんだから変なおじさん」というのは、「AだからA」という「わたしの運命はA以外にないのです」と運命としての「変なおじさん」を絶対的に肯定する歌だ。わたしは変なおじさんです。変なおじさんが終わったとしてもまた変なおじさんを繰り返すのです。それって運命なんです。