大林宣彦『異人たちとの夏』。毎年夏になると死者となった両親が友だちのように帰ってくるこの映画を思い出す。大林映画はまなざしが温かい。チャーミングで、包容力豊かで、相米慎二映画のやさしさエッセンスを濃くした感じ。ひとが帰ってくるのにほんとうは理由なんか要らないんだろう。そう夏に思う