朝倉かすみ(さようなら、妻)@ 利一郎は店主の妻に言い、ビールを飲んだ。店主の妻がビールとともに運んできた肉豆腐も食べた。全部食べて、店を出た。深い海のようなところに潜りつづけている。潜っても潜っても底に着かない。真っ暗にもならない。そしてときどき風が吹く。

宮崎斗士【俳句】@ この三人だから夕立が可笑しい

野矢茂樹(心と他者)@ ウィトゲンシュタインがある箇所で、「空の青さを眺め、自分自身に向かって「なんて青い空なんだ!」と言ってみよ」とわれわれに勧めている

穂村弘(歌集 水中翼船炎上中)@ 楽しい一日だったね、と涙ぐむ人生はまだこれからなのに

橋爪大三郎(げんきな日本論)@ 元気って、自分なりのストーリーを見つけることだと思う。

平岡直子【短歌】@ わたしにも父のと同じイニシャルがあるけれどそれ壊れているの

ダグラス・アダムス(銀河ヒッチハイク・ガイド)@ お茶と同情とソファをありがとう。

進藤一車(句集 その日ぐらし)@ トランプの裏が突然海になる