「ダブルベッドの右と左に落ちている/樋口由紀子」『セレクション柳人』。レイモンド・カーヴァーの「「ダブルベッドの右と左に落ちている/樋口由紀子」『セレクション柳人』。レイモンド・カーヴァーの「ダンスしないか?」の「(ベッドの)彼の側、彼女の側」を思い出す。樋口さんはふとんをテーマに何度も家族や家やひとの境界を描くが、カーヴァーもベッド上で離れる人々を何度も何度も描いている。