『機動警察パトレイバー12 二人の軽井沢』。ロボットもふだんのメンバーも一切出ず、男女二人の車やラブホでの会話だけで終わる出色の回(会話劇)。設定は漱石の『三四郎』や『行人』のつながれない男女の〈同衾〉と同じで、性と性差をベースにどういうことばの駆け引きやすれ違いが行われるかを描く