朝隈俊男「祈り」。穂村弘さんが、ひとはだらしなく寝っ転がっている時でも祈りのかたちを取っていることがあるんじゃないかという話をしていた。改札を通るとき、閉を押すとき、お釣りをもらうとき、はいと返事したとき、花を買うとき、そのときどき、人は思いがけなく祈りの形を取っていることがある