席替えで、がらがらと向こう側から机をひきずってやってくる隣の席になるひとをみるのがすきで、私はそもそも席替えがとてもすきなのだが、大人になると席替えそのものがなくなってしまう。
あの拘束と偶然性とバクチにいろどられた運命と宿命のユートピアが。
席替えとは、かき回されたユートピアなのだ。