ラーメンがゆであがるのを
まってるあいだってなんでこう、やるべきことをみつけてしまうんですかね、
読みたかった本とか、いままでなくしていたものとかをみつけたりして、あっというまにさんぷんすぎて、きづいたら、ごふんめぐらいで、うおい!っておもったりするけれど、
つまり、魔法のさんぷん、なんですよね、ラーメンまってるあいだって。
だから、ぎゃくの発想をして、ラーメンをたべたいからゆでるんじゃなくて、なくしたものをみつけたいからラーメンをゆでる。
そしてその魔法のさんぷんのあいだに、じぶんとせかいの全力をつくす。
そういうやりかたもあるんじゃないだろうか。
もしかしたらそのさんぷんのあいだで、さよならしたひとと再会できるかもしれない。
そうしたら、ラーメンをいっしょにたべたらいい。
そのひととそのままはなしこんで、ラーメンをとことんのばしてもいい。
それはそれでおいしいんだとも、おもう。よくわからないが。でも魔法だから。