ときどき不可能なことに挑戦してみたくなるときがあって、
ATMでおかねおろそうとして待ってると、ATMの金庫のお金移送するために、ときどきごっつく武装した警備会社のひとがきたりすることあるじゃないですか。
ああいうひときたとき、とつぜんたたかいをいどんでいったらどれぐらいじぶんがたたかえるのかとかふっとおもうときがあるんですよね。おかねはいらないから。とにかくつよいやつといっかいたたかってみたいというそういう週刊少年ジャンプ的な目的で。じぶんの戦闘能力の限界をしりたいっていうか。
たぶん警棒でめちゃくちゃたたかれるとおもうんですよ。すぐめげそうなんですよ。
警棒でたたかれつつも、ふだんの読書でドストエフスキーや京極夏彦などの本をもつことによってきたえた腕っぷしですごく非力な弱小パンチをだしそうなんですよ。そしてまた警棒でたたかれそうなんですよ。
でもこうたまにたたかいをいどんでいきたいとおもうことがあるんですよ。でもたたかいはいどまないでしずかにおかねをおろすんですよ。たぶんたたかいをいどんだらやっぱりニュースの森にでるとおもうんですよ。ニュースの見出しは、「つよいやつとたたかいたかった、と供述」とか。振り込み詐欺じゃなくて、殴り込み詐欺っていうか。オレとたたかえっていう、オレとオレと詐欺っていうか。まあ、そんな。かんじ。か。