屠蘇散や夫は他人なので好き。

なかよくなってくると、
なんだか価値観がもっていかれそうで、
だから、相手ともろに違う部分をみつけると素直によろこぶ。
むしろ、そのミゾさえあれば、いつまでも、仲良くしていられると思う。
わたしにとってたぶん仲良くすることは、なじむことでも、なれあうことでもなく、ミゾをともにさがしあいつつ、その境目としてのミゾを共有しあうことなのではないかと、おもう。
ときどきは、わざと、ミゾにおちたりも、してみる。そんなミゾでも、ある。
コミュニケーションを信じていないのだろうか、じぶんは、最初から。
だが、うらがえせば、それがじぶんのコミュニケーションなのだとも、いえる。
コミュニケーションをコミュニケーションさせないようにすることでコミュニケーションしあうコミュニケーションなのだ。ややこしいけれど。しかし、ややこしさは、ながく・なかよくしていく、ひけつでもある。
でも、たまにはずるをして、ミゾなんかないふりをしたり、ミゾをこえて、あいてのくさはらで、ねころがって、あしをばたばたさせたりする。ちらっと、みる。まだ、きづいていない。だから。
もっと、あしを、ばたばたする。