おまえのいってることぜんっぜんわからん。いいかいまずきみはぼくのところにくるそうしてぼくのところにきたら「おーまい、なんてこと、家が燃えてる!」っていうんだそうしたらねこんどはぼくがこういう「なんだって、きみのいえがもえているだって?」そうぼくがきみにかえすそしたらきみはこんどはこんなふうにぼくにいう「そうなんです、ぼくのいえがもえているんです!」そう、ぼくにいうんだもっとシンプルにできないの?難解すぎてなにいってんのかぜんぜんわかんないんだけど。 『ピーナッツ』1951