原稿用紙で20枚ぐらいの恋文を送ったことがあります。

20枚は、なかなかですね。
もはや読んでるうちに
何を読んでいるのか、誰に書かれたものなのかが、解んなくなって、
ふぅ~~読んだ…。って、達成感のみが残って、返事するの忘れます。…多分…

返事するにしても、20枚もあると、
すきかどうかって返事よりも、
主張がみえない、とか、ここの根拠が弱い、とか、だんだんそういう返事になってくるとおもうんですよね。
たぶん、最初の5枚ぐらいは生い立ちだったんだとおもうんです。
さいごの5枚ぐらいは現代社会の展望だったとおもうんですよ。最後に謝辞も書いてあって。

最終的に、なんかの冗談なのか? と、思ってきて、赤ペンで、このくだりはいらない、とか、誤字脱字とか、編集者のようにチェックして書き直しを要求する展開です。

ですよね。あの、だから、赤ペン先生だから、もっていって提出するたびに《がんばったねシール》もらえるやつですよね。そのシール集めることで枚数に応じて景品もらえるやつですよね。万歩計とか20枚でもらえるやつですよね。なんでああいうのってかならず、まんぽけいがあるんでしょうか。

「△△君 ○○の部分はよく書けてたわね^^ 次は××のところに注意してみよう!」的コメントつきで。もはや恋文の要素ゼロで。その文をいかに完璧に仕上げるかにおもきをおく。ってかそこまで付き合ってくれるならば好きでしょ?って感じですが

あ、そうか。読者はそこで、なんだよ このふたり結局好きあってんじゃん!ってきづくんですね。なんだよこの壮大なフリの連続はただ たんにノロケかよって。
予想外のいい話になってしまいましたね。