ブックオフで
すごくきれいな女の子が立ち読みしていたのだが、
定期的にずびーーと鼻を鳴らし、
からだをゆっくりゆっくりみぎひだりにゆらゆらさせながら立ち読みしていたので、
わたしのなかで、
ずびーゆらゆらさん
という名前に決まった。
すごくいい立ち読みで、
わたしが生涯、眼にした立ち読みのなかでも、
いちにを、あらそう。

そのひとがどんな立ち読みをするかで、結婚を決めてもいいんじゃないかと、おもった。