そらをかけあがる、せかいをさかあがる興奮じゃなくて、幸奮したいんですよ。あの、さかあがりをはじめてできたときみたいに。はじめて世界がうらがえっていく瞬間を、じぶんじしんもさかあがりながら、空にかけあがりながら、めくるめくかたちで、眼にしたときみたいに。