私たちは毎日、暑さや寒さを感じたり、お腹が空いたり、眠くなったり、緊張したりしながら生活しています。


 こうした「体の状態」を無意識のうちに調整してくれている場所が、脳の中にあります。

それが「間脳(かんのう)」です。

 

間脳は脳の中心部にあり、体と心のバランスを保つ“司令塔”のような役割をしています。特に有名なのが「視床(ししょう)」と「視床下部(ししょうかぶ)」という部分です。

視床の役割 〜情報を整理する中継地点〜

視床は、目・耳・皮膚などから入ってきた情報を整理して、大脳へ届ける働きをしています。

 

たとえば、熱い、痛い、音が聞こえる、光を感じる、といった感覚を脳へ伝える大切な中継地点です。

 

もし視床がうまく働かないと、感覚が鈍くなったり、逆に過敏になったりすることがあります。

視床下部の役割 〜自律神経とホルモンを調整〜

視床下部は、生命維持に関わる重要な働きをしています。

 

例えば、体温調整、血圧の調整、睡眠、食欲、ホルモン分泌、自律神経のバランス、などをコントロールしています。

 

つまり、私たちが健康に生活するための「自動調整装置」のような存在なのです。

ストレスと間脳の関係

現代はストレスが多く、脳が常に緊張状態になりやすい環境です。

強いストレスや疲労が続くと、視床下部の働きが乱れ、寝つきが悪い、疲れが取れない、食欲が乱れる、イライラしやすい、自律神経が乱れる、といった不調につながることがあります。

 

最近「なんとなく不調」を感じる方が増えている背景には、この間脳の疲れも関係しているかもしれません。

間脳を整えるために大切なこと

間脳の働きを整えるには、脳を休ませることが大切です。

 

そのためには、質の良い睡眠、深い呼吸、軽い運動、首や頭の緊張をゆるめる、スマホやパソコンの見過ぎを減らす、などを意識してみましょう。

 

特に首まわりの緊張は、自律神経にも大きく影響します。 ゆっくり体をゆるめる時間を作ることが、脳の休息にもつながります。

まとめ

間脳は、私たちが意識しなくても体を正常に保とうとしてくれている大切な場所です。

 

忙しい毎日の中では、つい心や体のサインを見逃してしまいがちですが、不調は「少し休んでください」という脳からのメッセージかもしれません。

 

ときにはヘッドスパやフットセラピーで、自分の体と心をゆっくり整える時間を持ってみてはいかがでしょうか。