すでに花粉が飛び始めています。この季節になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、花粉の症状に悩まされる方が増えてきます。「花粉が悪い」と思われがちですが、セラピストの立場から見ると、体の免疫システムが過剰に反応している状態と考えることができます。
免疫の働きは、自律神経やホルモンバランス、腸内環境と深く関わっています。生活リズムの乱れやストレス、冷えが続くと自律神経の切り替えがうまくいかず、免疫が必要以上に敏感になりやすくなります。その結果、本来は害の少ない花粉にも強く反応してしまうのです。
予防としてまず意識したいのが「冷えの改善」です。首・お腹・足首といった要所を温め、血流を促すことで、神経や免疫の働きは安定しやすくなります。
また、睡眠は自律神経を整える最も基本的なケアです。寝不足が続くと交感神経が優位になり、炎症反応が強く出やすくなります。
食事面では、腸内環境を整えることが重要です。腸は免疫細胞の多くが集まる場所でもあります。発酵食品や食物繊維を意識し、冷たい飲食物や過剰な糖分を控えることで、体の内側から免疫のバランスを整える助けになります。
すでに症状が出ている場合は、外出後の洗顔や着替えなどで花粉を体に持ち込まない工夫に加え、深呼吸や足元を温めるケアもおすすめです。呼吸が整うと副交感神経が働きやすくなり、体は自然と緊張を手放していきます。
花粉による症状は不調ではありますが、体からの大切なサインでもあります。無理に抑え込むのではなく、体を整えるきっかけとして向き合うことで、症状の出方は少しずつ変わっていきます。日々の小さなケアを積み重ね、春をできるだけ心地よく過ごしていきましょう。


