はじめに
手のひらサイズで“動かして遊べる”食玩フィギュアシリーズから、人気のある2体が登場しました。箱を開けた瞬間、メタリックレッドの美しさと全身に施された緻密な造形に圧倒されること間違いなしです。本記事では、開封から可動性、付属品、塗装のクオリティ、ポージングの楽しみ方まで、写真を交えながら徹底レビューします。
パッケージ・内容物


- 各1箱構成。ブリスター内には本体、交換用手首、武装、翼パーツが整然と収められています。
- パッケージ裏面には使用例が掲載されており、翼の展開方法や手首交換のイメージがつかみやすい仕様です。
- 主な付属品:
- タジャドルコンボ:本体、交換用手首一式、持ち手、分割式の大型“炎の翼”。
- アンク(グリード態):本体、多彩な表情手首、紫系の羽根エフェクト、マフラー一体造形。
造形・塗装
- タジャドルコンボ
- メタリックレッドとブラックのコントラストが際立ち、胸部の紋様や金の縁取りは食玩とは思えないほど精密です。
- 翼は羽根の段差やカッティングがシャープで、基部も安定感抜群。翼を全展開すると存在感が大幅に増します。
- アンク(グリード態)
- マスクの左右非対称な彩色、羽根の繊細なグラデーション、毛皮風ショルダーの質感まで細部にこだわりが光ります。
- 緑~赤のグラデーションには個体差があるものの、今回の個体は発色が良好です。
可動性


- 両者とも肩の引き出し機構や腰の回転が優秀で、決めポーズが安定します。
- タジャドルの翼は基部ボールジョイント+中間ヒンジで多方向に可動し、飛行ポーズや包翼ポーズが自在に楽しめます。
- 脚は膝が二重関節で深く曲がり、開脚も十分。つま先可動のおかげで低い重心のポーズも決まります。
遊び方・ポージング例



- 炎エフェクトを組み合わせると“最終回”を再現可能。逆光で翼の赤が透けるため、ライトを後方から当てると映えます。
- アンクは指先の表情が豊かで、“愉悦の拍手”や“挑発”などキャラクター性を活かしたポーズが楽しめます。
- 2体並べるとドラマチックな構図が量産可能。背中合わせや対峙シーンなど、物語性を感じさせる演出が魅力です。
気になる点
メタリック塗装は擦れに弱いため、手首交換時は根本を持って回すなど丁寧な扱いが必要です。
翼を全展開すると背面が重くなり、直立がやや不安定になるためスタンド使用を推奨します。
肩アーマーが可動域に干渉しやすい場面があり、腕を上げる際は一段引き出して調整するとスムーズです。
総評
- 良いところ
- 塗装と情報量、翼の存在感、手首の表情付けが豊富。
- 2体揃えると“物語性”が一気に増し、棚映え・写真映えともに最高。
- 惜しいところ
- 自立の不安定さはスタンドでカバー、塗装は丁寧な扱いが前提。
まとめ
技術が凝縮された赤い翼の2体。価格帯を超える満足度で、飾って良し、動かして良し、撮って良し。特にタジャドルの翼展開は、光を味方につけた瞬間に“主役”へ化けます。アンクと並べてこそ完成、という感覚すらあるので、ぜひ2体セットでどうぞ。