病気と就職
私は一型糖尿病になって6年ですが、この間に何度か転職をしました。
転職活動や就職活動をする際に、病気の事はオープンにするべきか、隠すべきかと言う問題があります。
私の今までの経験からすると隠した方が良いです。
企業はリスク管理の面から健康な人を求めているのは間違いありません。
同じスキル、同じ年齢の求職者を比べた時に選ばれるのは健康な人の方です。
よっぽど当人に一型糖尿病である事実をカバーするスキルなりがあれば別ですが、現在のこの買い手市場の中ではとても一般的ではありません。
これはあくまで私の場合になりますが、一型糖尿病をオープンにした活動ではアルバイトや派遣社員さえも良い感触は全くなく、結局どこにも受かりませんでした。
逆に病気である事を隠した場合はポロポロと合格し、日本社会の常識を改めて確認しました。
どうしても毎日インシュリンを使用する程の糖尿病と言うと重篤なイメージが付きまといます。
通常の業務では差支えがないと主張しても通用しません。会社側はその先のリスクまで考えているからです。
不運にも一型糖尿病を患ってしまった人は、そうでない人と比べた場合どうしても各種疾病のリスクは高まると思います。
これはもちろん、各自の血糖コントロールによりますが、少なくとも健康な人よりリスクが少なくなる事はないはずです。
なので糖尿病である事をオープンにして就職活動や転職活動をするのは、私はお勧めしません。
ただし、これは私の体験から得た個人的な意見です。
会社側に病気を隠すと言う事は当然バレた時のリスクも伴います。
中には気のいい社長さんの一言で人事が決まるような企業もあるでしょうし、大企業でも一型糖尿病を理解してくれる進んだ考えの企業もあると思います。ただし、そう言った企業はまだ極少数です。
一型糖尿病をオープンにして就職活動するのか、それとも隠すのか。それは皆さんの判断です。
また就業中に一型糖尿病になってしまった方は、退職せずにその会社に留まる事をお勧めします。
先ほどから書いています通り、病気になってからの就職活動・転職活動は物凄く大変ですので。
食前に打つか食後に打つか
私は超速効型インシュリンを各食ごとに打っていますが、これは食直前に打つ事になっています。
しかし場合によっては食後に打つ方が良い場合もあると思います。
食前に低血糖が起こった場合と外食の際は食後に打つ事にしています。
あくまで私の場合です。
食前に低血糖が起こった場合は低血糖が落ち着いてからインシュリンを打つ為ですが、外食の際は食事の量が読めないからです。
初めて行くお店だと出てくる食事の量が読めません。
同僚など糖尿病を隠している相手とお店に行くとトイレで隠れてインシュリンを打つ事になるのですが、出てきた食事の量が多く食前、食後と追加打ちをすると何度もトイレに行く為相手に不審がられます。その為追加打ちがしづらいのです。
まぁ、量が多かった場合は食事を残すと言う手もありますが、量が少なかった場合は対応のしようがないので低血糖確実になります。
また、食事を残すに残せない場合もあります。
先方のお勧めのお店であったり、事前にその食事の話で盛り上がっていた場合などは無理です。
以前、食前にインシュリンを打った後、手持ちの弁当を地面に落してしまった事があります。
その時は他に食物がなかった為に落ちた弁当を拾って食べました。コンビニもないような現場でしたし。
この際も食後に打っていればと後悔しました。
インシュリンの打ち間違い
朝の食事前にランタスとヒューマログを打つ際などに間違えると、かなり厄介な事になります。
本来朝のインシュリンはランタス21単位ヒューマログ5単位なのですが、一度間違えてヒューマログを21単位打ってしまった時は2時間半後に物凄い低血糖に襲われました。
ヒューマログを21単位も打てば何を食べても低血糖は避けられないでしょう。
朝は寝ぼけているので間違えやすいです。
あと私の場合、何度かインシュリンが変更になっており、一時期使用期間の長かったインシュリンペンの容器の色で無意識のうちに持続型と超速攻型を判断してしまう癖があるようです。
インシュリンペンの形状が片方がカートリッジ式でもう片方がディスポーザブルだと間違いも少なくなりますが、今使っているのはどちらもディスポーザブルなので余計間違えやすいです。
あまり間違える人は居ないかも知れませんが、みなさんも注意してみてください。
HbA1cの推移
200412-7.4
200501-7.6
200502-7.1
200503-7.1
200504-6.9
200505-7.1
200507-7.4
200508-7.9
200509-8.0
200510-8.5
200511-8.4
200512-7.9
200601-7.8
200602-8.2
200603-8.0
200604-7.9
200605-7.5
200606-7.6
200607-8.1
200608-8.1
200609-8.0
200610-8.0
200612-7.9
200701-8.2
200702-8.3
200703-7.7
200704-7.4
200705-7.4
200706-7.9
200707-8.0
200708-7.5
200709-7.4
200710-7.6
200711-7.7
200712-7.8
200801-8.0
200803-8.3
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