前回、説明したオブジェクト変数については、その概念をざくっと
理解してもらえたかと思います。
ウィンドウズやWEBの構成は、全てオブジェクトとして扱うことが
できるので、WEBアプリを作るということは、
いかにオブジェクトを 「使いまわす」 ことができるか?
ということになります。
なぜ、「使いまわす」、という表現をしているかと言いますと、
既にあるオブジェクトを借りてきて作ることは容易なのですが、
オブジェクトを新規に作るということが
極端に難しいからです。
オブジェクトを一から作るということは、
あなたが神様になって、この世の哲学を全て理解して、
その理性の元で、新しい動物を創造するというぐらい
難しいことだということです。
だから最初はオブジェクトを新規に作ることよりも
既成のオブジェクトを使いまわすことが大事ということになります。
それに、たいていのオブジェクトは誰かが先に設計されていますので
それを使いまわすだけで、十分、プログラムできると言えます。
すべてのWEB上のホームページは、HTMLという
ルールで設計されています。
今回はこのことについて説明いたします。
HTML言語
あなたがHTMLというものに、最も簡単に触れようとするならば、
インターネットの窓口である、下記のソフトを立ち上げてみて
メニューの中にある「ページのソース」というコマンドを
選んでみてください。
どうですか?
訳の分からない、プログラムのソースファイルが見えてきたことでしょう・・・
そう、我々が目にしている、ホームページは実はこのような
ソースファイルによって成り立っているのです。
その骨格はそのページがカラフルであればあるほど、
デザインが豊かであれば豊かであるほど、
実は
とても、
複雑なのです・・・・
いつの世からだったでしょうか?
ひと昔前のホームページの作成と言えば、
このような言語を一生懸命駆使しながら、
あーでもない、こーでもないと、プログラムを作ったものです。
ホームページビルダーには、ずいぶんとお世話になったものです。
し、しかしながら
インターネットの世界はずいぶんと便利になってきました。
それは、ブログの登場です。
ブログの登場によって、猫も杓子もホームページを作ることが
できるようになってきました。
近年のSNS(ソーシャルネットワーク)も、ブログの延長上にあります。
パソコンの進歩は、いつもこのような泥臭いことから人々を
解放することにあったと思います。
世の中には、裏と表があって、
「表」の華やかさや、利便性の影には
「裏」の膨大な労苦があるんだということを
理解していただけたと思います。