トランプ狙撃の20代の男は、やはりダミーだ。
山上のアメリカ版。
じゃ、彼は本当に撃ったんか?
当てたのは消防士の被害者のほうか。
いやぁ、それはムリ。
ドラマ仕立ての映像は違和感満載だった。
銃弾は耳にあたっておらず、ひっそりとプロンプターの破片であるとあとから訂正された。
ただ、不屈に立ち上がりこぶしを突き上げる様は、アメリカ人の理想とする英雄に見えたかもしれん。
そして、奇跡的に銃弾をかわしたことが神に選別された証と、1億人とも言われるキリスト教の原理主義者の圧倒的な支持もとりつけたのだ。
確かに、トランプの狙撃シーンは考えたくもないが選挙のプロモーションビデオになった。
130mの地点から狙撃したという話があり、周囲1キロは警察官や警備員が配備されていて空からはドローンの監視もあった。
当局には聴衆から多くの通報もありながら、警護官は放置していた格好になっている。
ホントは耳にガラスがかすったのも偶然であり、それが効果的に装ったのかもしれん。
だいいち、アメリカには民間の軍事会社も多数あり、ホンキで暗殺するのなら完璧に仕留められるスナイパーを送り込めるのだ。
銃社会なので、普段からの射撃練習量も違う。
うらの組織の連中も、多少は会長の持っていた山林で練習はしていたが精密度が異なるのだ。
使用できるタマ数もアメリカなら豊富にあるだろ。
あの星条旗入りのトランプの写真も、撮影はピュリッツアー賞受賞のプロの写真家。
日本でもよくあったが、偶然、非番のカメラマンがその事件のあった電車に乗っており撮影していたというのと同じウソ臭さだ。
トランプ自身が良く語っていた言葉は、『資本主義はショーである』。
その言葉通りのイベントであったのではないか。