今日、SNSで当時お世話になった大先輩が亡くなられた事を知った。
正直、信じられない。。嘘であってほしい。。としばらく呆然とした。。
彼は大昔、僕が某お店でセッションホストをしていた時に
スーツを着てお店にいらした時の事を今でも覚えています。
いかにも偉い人という感じで緊張しましたが、
当時、僕のような若造にもやさしく声をかけてきてくださり、
ブルースが好きなんだ。とか、加藤君のギター良いね〜。
とか、いろいろ気さくに話しかけてくださり、その後も何度もお店に通ってくれました。
僕がお店をやめた後も、たまに連絡してきてくれて、LIVEを見に来てくれたり、
一緒にセッションにいったりしていました。
そんな彼が久しぶりに連絡をくれて、僕のCDを作りたいのだけど、相談乗ってくれる?
という話に、即答で、やります!って答えたのは、彼の人柄でした。
そして、何度も二人でスタジオに入り、時間をかけて彼のオリジナルをかたちにしていったなぁ。。
このタイプの曲調のアレンジを手がける事は、ほとんどないのだが、
彼らしい、彼にしか出来ないような世界観を目指して、作り上げたのが、この
『アメリカの空』。当時何度もRoot66を旅していた彼だからこそ、
伝えたい事が明確に歌詞になって、僕もそれに精一杯答えるために
何度も作り直して、夜な夜なスタジオでレコーディングして、その後
ご飯食べながら熱い想いやアメリカへのあこがれをいろいろ話してくださいました。
約2ヶ月くらいかけてアルバム制作も終わり、すばらしい作品に仕上がった時に
彼がとてもうれしそうにしていた笑顔が、今でも印象に残っています。。
僕が手がけてきた作品の中でも、僕のアレンジの幅を広げてくれた、
思い出のある1曲になっていて、この曲を手がけてよかったと思える曲。
売れるとか売れないとか、関係なく、「好き」をかたちにして、
心から喜んでいただけた曲。
向こうに行ってもいろいろな人とセッションして遊んでいそうだなぁ。。
今年の正月にあけましておめでとうのやり取りをしたのが最後になるなんて。。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
黒河内 寿一 アメリカの空


