1回目よりダメージは少なかった。真っ白なチェックワンファストの小窓を見て、先週インフルエンザに罹ったばかりだしそりゃそうかと思った。体温の上がり方も今回は遅かった。人工授精の次の日に37度に上がったかと思いきや、次の日には低体温期レベルに下がっていた。少しずつ上がってはいったけれど、その時点で望み薄とは感じていた。そして、38度後半の高熱、インフルエンザの判定。
生理3日目。体外受精を検討することを前提で夫と病院に行った。今回の生理は血の量が少なかった(いまだにだらだらと、6日目になっても血が出続けているのは気持ち悪い)。病院の待ち時間、体外受精について医師の説明動画を見るよう看護師さんから指示があった。一つのイヤホンを夫と分け合って見始めた。悲しかったのは、夫が説明動画を聞きながらずっと手元の本を読んでいたこと。一度、ちゃんと聞いてねと声をかけた後も同様の態度だったから、もう何も言わなかった。私だったら、夫が内臓に針を突き刺して出血してその日は安静がマストな手術を受けるとしたら、真剣に説明を聞くのにと思った。しょうがないことだともわかっている。私は私の体のことだから真剣だけど、夫が自分事のように感じるのは難しいだろう。そのあと2人でランチをしているとき、「ともちゃんが一番大変だよ」と言葉をくれた。そう思っているなら、もう少し真剣に私が受ける治療に興味を持ってくれと反発心しかわかなかった。
年末年始はクリニックがお休み。私の周期だとちょうど排卵がそのタイミングに重なりそうだ。今回は年明けすぐに人工授精をすること前提に進めることになった。年末の検診でもしすぐ排卵しそうだったら家でシリンジを使う。そんな予定。