母の日のプレゼント

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カーネーションが生まれたのは旧ソ連のコーカサス地方です。

毎年花を咲かせる多年草で、ナデシコの仲間です。


カーネーションの歴史は古く、古代ギリシャ時代から栽培が始まったといわれ、ギリシャ神話にも美しい娘の生まれ変わりの花として登場しています。

その名前の由来にはいろんな説がありますが、ラテン語の“肉色”カルニス という、原種の色からきた説、また、シェークスピアの時代には花冠として使われたことから“戴冠”コロネーションからきた説の2説が有名です。


中世に入ると、しばしば絵画や彫刻に、あるいは詩や小説の中で、その美しさが表現されるようになりました。


16世紀頃にイギリスで改良がはじまりました。17世紀にはさらに様々な色彩の花、八重咲きや大輪の品種も作られました。

現在の品種の大元となったのは、19世紀、フランスの園芸家によって、四季咲き性のカーネーションです。


また、20世紀には、アメリカで温室カーネーションが栽培されるようになりました。


こうして誕生したカーネーションは、徳川時代に日本へやってきました。

オランダ船によってもたらされたため、当時、オランダナデシコ、オランダセキチクという愛称で親しまれていました。

その美しさと、甘い香りから、ジャコウナデシコの和名もありました。


そして明治35年、東京の新宿御苑で日本初のカーネーションが生まれました。

遠く海を越えてやってきたカーネーションは、このような長い歴史に育まれていたのです。