シュタイナー学校の閉鎖 | 気難しい扇風機

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イギリス在住。
今年は、畑を頑張る。

FBに学校が閉鎖されるとパニックのスレッドがあった。

え?と思って、スタッフ用のメールを開けると、本当だった。

 

春学期末で閉鎖。

そして、Brightonだけじゃなく、Bristol, Canterburyの2校も、12月すでに閉鎖されたり、

7月で閉鎖。

 

Neurodiverseの子どもたちまたは、シュタイナー教育を受けさせるために、Mainstreamの学校では合わないから、

わざわざその学校のためにその町に引っ越ししてまでも通ってる家族は多いはず。

なので、代わりの学校と行っても、

そう簡単には見つからない。

 

長年勤めてきた先生たちも、こんな時期に職探し。

しかも、シュタイナー教育一筋でやってきて、

今更、普通の学校にいくか?とは思わない気がする。

 

私が働いてるところの幼稚舎に関しては、

もう、ボロボロだった。

病欠スタッフの補助も入れず、来てるスタッフが何とかする。

他から要請すればいいのに?と思ってたけど、

先生たちが訓練受けてないアシスタントのカバーいらないと突っぱねる。

で、結局、自分たちがしりぬぐい。

去年は、私以外の人は常に病気になって休んでいた。

私だけ、病気にならなかったので、自分の仕事プラス人の仕事のカバー。

 

発達障害の子どもの割合が多すぎて、普通のセッションがままならない。

子どもに合わせてはせず、こうやるのよ。で通すから、余計うまくいかない。

スタッフの扱いが悪い。コミュニケーション皆無。

あげたらきりがない。

効率が悪すぎて、日本人なら多分イライラすることも多かった。

まあ、私も昔ならシュタイナー教育にあこがれてたから盲目にやってたかもしれない。

でも、目が覚めてしまったので、彼らが正しいとか思わなくなった時点で働いてたので、

いい面も悪い面もよく見えた。

クラフトとか、季節のお祭り、インテリア、おもちゃ、リングタイム、先生たちの教育への熱意はさすがに素晴らしいけど、

ほかのことは、手際が悪いのと、こどもの手伝いをわたしがするのを嫌がるので、

簡単なことも、20分は費やしていた。

小さいうちから自分でできるというのは理想なのかもしれないけれど、

小学校のクラス1の子どもたちを見て、私はそうは思わなかった。

別に何の効果も見当たらなかった。

だらだらマイペースでやることもを延々と待ち続ける。

なので休み時間も短くなる。。。

 

学校運営とか、職員内のコミュニケーション、そういう面と、

10年ぐらい前にフリースクールにするかという話があった時に、

地域の生活補助を受けてる家族の子どもたちは絶対受け入れないという考えで、

この話をけらなければ、存続できてたかもしれない。

 

それにしても、今までお世話になった先生と3月まで。寂しい。

メインの仕事を、今のプリスクールにうつしたのは幸いだった。

週1の午後のみなので、そんなに影響はない。

ただ、シュタイナー教育を勉強したことは、私にとって無駄ではなかったとは思う。

こういう変わったコミュニティーが地域にあってもいい。

やっぱり閉鎖は残念。