Nobody loves me... | 気難しい扇風機

気難しい扇風機

イギリス在住。
今年は、畑を頑張る。

プリスクールのバイトで、

2歳児の女の子。

なかなか面白いキャラをしている。

が、物凄くネガティブなことを吐き続ける。

 

「わたしなんて、誰も愛してくれない。」

 

と悲しそうに、つぶやきながら、木の陰に隠れてみたり、

部屋のすみで、足を抱えて座り続ける。

しかたがないので、

 

「E、何してるの?」

 

と声をかけると、

 

「誰も私のことなんて好きじゃないのよ。」とか、「お母さんのとこに行きたい。」

 

と訴えかける。

私が何度も、

 

「え!そんなことはないよ。」

 

と手を引っ張り、遊びに行かせる。

 

今週は、なぜか、ポジティブモードで、

 

"I love you"

 

と何度も、大声ていってくれるので、

 

" I love you, E"

 

と返してやると、嬉しそう。

若いころは、こんなこともいってやるほど余裕もなかったけれど、

40過ぎるとそんなことはどうでもよくなる。

でも、この愛してるという言葉をかけてやると、

こどもが安定する。

 

日本人の私は、

愛してるとか、そういう言葉を育つ過程でかけてもらっていないので、

自分の語彙の中になかった。

が、イギリスは言葉に出さないと、というのを学び、

特に息子が、はっきり言わないと、伝わらない人間というのを、6歳頃に気が付いた。

ある日、寝るときに、愛してるよ。と言って寝かせたら、

息子が急に涙をためて、

「お母さん、僕のこと愛してるって言ってくれてありがとう。」

と、わざわざ起きて言いに来たので、

ええ?あんなにやってあげても、愛されてるって思ってなかったのか?と衝撃を受けたことがあった。

なので寝るときには、

 

I love you.

 

と言って、ぶちゅーとキスをしてやらないと、

自分が大事にされてないとわからないので、

ちょっと大げさにやるようにしている。

ハグも、手をつなぐのも、息子の被いがかなり厚いらしく、

物凄くぎゅっとしてやらないと、物足りないらしく。

疲れてる時は無理だけど、

できるときは、ぎゅっと、これでもかというぐらいにしてちょうどいいらしい。

ネコみたいに、ゴロゴロとのどがなると満足。。

 

この、めんどくさいけど、愛してるの言葉がけは、

結構使える。