年の瀬ですね | 和~夢 秋田の紡ぎ手たち

和~夢 秋田の紡ぎ手たち

和ჲ夢は心と心を結ぶ秋田の紡ぎ手集団です。

昨日は和ჲ夢の作業日。メンバーが数名集まり着物を解く作業をしました。

様々な経路で和ჲ夢に渡ってきた着物たちは丁寧に畳まれて順番待ちをしています。

シミがあったり、擦り切れたところにつぎあてがあったり。
そんな中には躾の掛かったままの状態の物もあり、和裁経験のある者として複雑な気持ちになります。

反物でお預かりして、ハサミを入れる時の緊張感、決まった長さの中でご希望のサイズに如何に近づけるか四苦八苦した事や、仕立て上がった時の達成感など、思い起こしながら作業をしました。

着物を着る機会が無くて‥では無く、そんな機会を作るのも着物に携わる者の責任かもしれませんね。

そんな事を考えた師走です。